これから日差しが強くなる夏を迎えます。目にとっても、厳しい季節ですね。

裸眼でよく見える人、あるいはコンタクトレンズを使っている人なら、「眩しければサングラスをかければいいじゃない」の一言で終わってしまう話ですが、メガネユーザーにとっては悩ましい問題なのです。

度付きのサングラスを購入するか、跳ね上げ式やクリップオン式の両用グラスを入手する必要があるのですが、度付きサングラスは、普段のメガネと同じ度数にしていても微妙に見え方が変わってしまうのが気になるし、跳ね上げ式のタイプは重さが気になり、クリップオン式は目立つクリップが気になるなど、なかなか満足のいくものに出会えないのです。

そんな中、JINSより、今までにない両用メガネ『JINS Switch』をご提供いただける機会に恵まれましたので、早速レビューしてみたいと思います。

Video: JINS / YouTube

マグネットの力で、普通のメガネにサングラスのレンズ周りがピッタリ合体するという仕組みになっていて、一見すると両用メガネとは思えない作り。

製品が届く前から少なからず期待感が高まっていましたが、実物を手にしたら、家族全員に目の前でサングラスを付け外しして見せて、「ほら、どうよ」と言いまわってしまったくらいインパクトがあります。

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Photo: 田中宏和

画像のとおり、まったく違和感なく普通のサングラスにしか見えません。

しかも重量は、サングラス形態にしても約35g(今回使用した物の実測値。メガネ単体の場合は約25g)と、平均的なメガネの重さに収まっています。

「この製品を今まで知らなかったことで、ずいぶん損していたような気になった」と言っても大げさではないレベルの仕上がりです。

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Photo: 田中宏和

では、『JINS Switch』に欠点はないのかというと、気になる点がひとつ。取り外せてしまうサングラスパーツの保管場所です。

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Photo: 田中宏和

常にバッグを持ち歩いている人なら、バッグのポケットにでも入れておけばいいので、もちろん気になることはないと思います。

しかし、スマホも財布もポケットに突っ込んで手ぶらで出かけるという人の場合、Tシャツにスリムなジーンズというような格好をしていると、ポケットにサングラスパーツを入れると折れてしまいそうなのです。

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Photo: 田中宏和

跳ね上げ式よろしく、こんな芸当もできるのですが、ちょっとオススメしづらいところ...。

というわけで結論としては、暗くなるまで出かけっぱなしのとき、外したサングラスパーツを入れておく場所に困るという人を除けば、要チェックのアイテムです。

本体のデザイン、素材にバリエーションも多いので、公式サイトでご確認を。

とはいえ人気商品のため、執筆時点(2018年5月26日)で軒並み売り切れてしまっており、公式サイトでは7月下旬に入荷予定となっています。欲しいタイプが決まったら、お近くの店舗で早めに予約しておくといいでしょう。


Photo: 田中宏和

Source: JINS, JINS / YouTube