実現したら世界の交通事情が一気にひっくり返りそう。
Uber(ウーバー)とNASAによる空飛ぶタクシー計画「Uber Elevate」。かつてはビルの屋上をヘリポートにするアイデア・スケッチが公開されていましたが、あれから着々と進化を続けた結果……トンでもなくSF感満載な発着所のアイディアに発展しているようです。
以下は3社のコンセプト案です。ひとつめはインフラ整備会社Gannett Flemingによる、モジュラー式の「UBER SKY PORT」で、都市部に安全でスマートな発着所を提案しています。
これは24秒ごと、1時間に200回の離陸を想定しており、モジュールをくっつければ既存の建物にヘリポートを増設させることができるよう考えられています。
続いての案は、建築デザイン事務所HUMPHREYS&PARTNERS ARCHITECTSが蜂の巣を参考に考えた発着所。
銀座のMIKIMOTOみたいに穴だらけですね。穴ボコにはほどよく緑を配置していて、エコ感を出しています。
離発着スペースが対岸に置かれ、タクシーは円形の外側を移動。その内側は充電ポートで、そのまた内側が歩道となっています。これがひとつのフロアで、最大720名の乗客が1時間で飛び立てるようになっており、それが6階建てになると毎時4,320名が利用できるようになるみたい。
3つ目は別の建築デザイン事務所Corganによるモジュラー式の「UBER MEGA SKYPORT」。
ひとつのモジュールを背中合わせで合体させられることができ、そのまま90度回転させて上の階に持ってくればタワーに。または横に並べると一気に飛行場っぽさが出ます。
ちなみに筆者がブラジルのサンパウロにいたとき、あの街はヘリコプター通勤数が世界一と聞きました。密集している上に渋滞だらけなので、お金持ちがヘリに乗って移動するそうなのです。もしこれらUber SKYPORTが実現すれば、真っ先に飛びつくのはサンパウロかもしれませんね。
ほかにもurdesignではイラストのみのコンセプト・デザイン案がもういくつか紹介されています。どれも『ブレードランナー』や、『トータル・リコール』にでも登場しそうなSFチックなデザインばかりですよ。
料金はどのくらいかなー。
Image: YouTube
Source: YouTube (1, 2, 3) via Fresh Gadgets, Gannett Fleming, HUMPHREYS&PARTNERS ARCHITECTS, Corgan, urdesign
(岡本玄介)