妙に落ち着く異世界感。
オランダの建設業社Van Wijnenとアイントホーフェン工科大学、アイントホーフェン自治体などがコラボレーションし、コンクリートを使って3Dプリントで家を建てようとしています。
かつては3Dプリントで作られたモルタルの家もありましたが、コンクリートの土台や木製の屋根があったため、100%3Dプリントで作られていたわけではなかったのです。
「Milestone」と名付けられた今回のプロジェクトは、上から下までコンクリートを使います。2019年からオランダのBosrijkという地方にある第16地区に5種類の家が建てられます。
最初の家はエリア外で、1階建てのモデルルームのようなものが出力されます。それから順番に5戸が建てられる予定です。
「Milestone」は、実験ではなくリアルな住居を作る計画だというからビックリですね。家は「あたかも石器時代の住居のようだ」とも言われています。そんな家が現代の最新鋭の技術で作られるのは興味深いですね。一体どんな人が入居するのか気になります。
オランダは、3Dプリントしたコンクリートの橋をかけたこともありますし、この分野ではパイオニアになりそうですね。
Image: HOUBEN/VAN MIERLO
Source: HOUBEN/VAN MIERLO, Van Wijnen, 3DPRINTEDHOUSE
(岡本玄介)