期待していたのとは違う方向で衝撃でした。
真のベゼルレスやらストレージ容量4TBやら、ロマンあふれるうわさが先行していたLenovoのスマホ「Z5」。WWDCまっ最中の本日、北京で行われた発表会でついにお披露目となりました。
...ノッチ、あるのね。
あのスケッチはなんだったんだよ、とは思いますが、ノッチの面積やベゼルをギリギリまで切り詰めてディスプレイ/ボディの比率は90%を達成。デュアルカメラにメモリ6GB、OSも最新版のAndroid Pと、堂々たるハイエンドミドルレンジスマホと言えるでしょう。
で、驚いたのはその価格です。1799人民元。現在のレートで日本円にして3万円ちょっと。安すぎる...! ストレージ64GBのモデルだと、さらにお安く1399人民元(2万4000円ほど)。安い安いと言われるXiaomi(小米)のモデルのさらに半額ほどです。これ利益あるの?
ディスプレイが有機ELじゃなかったり、防水性能がなさそうだったりと、他社のフラッグシップ機と比べると劣る箇所はあるでしょう。でもこの価格の前にはかすんでしまいそう。
発表会ではほかにもミドル級のスマホがいくつか発表されましたが、いずれも市場の平均より大幅に低価格。Lenovoはこれらのスマホを「国民機」として、大々的に売っていくつもりのようです。
ちなみにストレージ4TBのうわさですが、スマホからアクセスできる4TBのNASを販売するということでした。これも悪くはない方法だと思います。
訂正[2018/06/05]発表会ではSoCが伏せられていたんですが、製品サイトだとSnapdragon 636なんですね。ハイエンドは言いすぎました。
Image: 联想手机新品发布
Source: 联想手机新品发布 , lenovoz5 - 参数
(金本太郎)