誰かがあなたのMacBookを開き、ログインしていじり回すのを防ぎたければ、触らせないのが一番。けれども、いつもそうできるわけではありません。

例えば、ホテルの部屋に備え付けられた、あまり安全とは言えない金庫が小さすぎて、MacBookが入らないこともあるでしょう。単に忘れっぽい人もいるでしょう。あるいは夜、寝る前に、連れ合いや恋人にうしろを向いてもらって、そのすきにMacBookを部屋のどこかに隠すというのも何だか変だし…という人も。そんな場合です。

セキュリティやプライバシーの問題に事前対策をするのは良いことですが、万全を期すのは難しいもの。そこで、うっかり(あるいは意図的に)MacBookを出したままにしても、あなたの不安を和らげてくれるのが、このアプリ『Do Not Disturb』です。もし誰かがあなたのMacBookに手を出したら、すぐに通知を送ってくれます。

「Do Not Disturb(おやすみモード)」ではありません

名前で少々誤解を招くかもしれませんが、Do Not DisturbはMacBookに届く通知をブロックしてくれるわけではありません。このオープンソースのアプリは、MacBookの蓋が開かれると、それを追跡してくれる優れた軽いツールなのです。

何者かがあなたの部屋に侵入し、あなたのMacBookを持ち去ってしまうケースもあるでしょう。でも、スーパースパイ気取りの犯人なら、MacBookの蓋を開け、セキュリティの壁を突破し、重要なデータをコピーしたら、最初にあった場所にMacBookを戻しておくはずです。もちろん、あなたはそれに気づきません。

Do not DisturbのmacOSアプリを、iOSアプリ(iOSアプリの利用には、9.9ドルの年間サブスクリプションが必要)にリンクさせれば、誰かがあなたのMacBookを開くたびにアラートが送られてきます。

そうです。Do not Disturbがバックグラウンドで動作していると、あなたが自分のMacBookの蓋を開けても、このユーティリティは起動します。また、何者かがあなたのMacBookに手を出そうとしていることを知りたければ、蓋を開けたままスリープ状態にするのではなく、蓋を閉めておかなければなりません。

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Image: objective-see

もしiOSデバイスにDo Not Disturbから警告が届いたら、MacBookに内蔵されているウェブカムで犯人の写真を撮るなり、遠隔操作でMacBookをシャットダウンするなりの対抗手段がとれます。もっとも、シャットダウンしても、そのあと犯人がMacBookを持ち去ってしまえばどうしようもありませんが、その場合でも内蔵ツールを使えば、MacBookを見つけたり、データを消去したりもできるんです。

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捕まえた!
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David Murphy - Lifehacker US[原文