AirPodsが補聴器っぽくなる。iOS 12で「Live Listen」対応に

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  • author 中川真知子
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AirPodsが補聴器っぽくなる。iOS 12で「Live Listen」対応に
Image: Peter Kotoff/Shutterstock.com

騒がしい飲み屋とかクラブで声を張り上げる必要がなくなるわけだ!

私はアップル好きにも関わらず、AirPodsだけは欲しくないと思っていました。だって格好良くないんだもん。でも、AirPodsの格好悪さよりも好きじゃないのが、声を張り上げないとロクに会話できない騒がしい飲み屋クラブです。

今までの人生で結構避けてきたつもりですが、いざ店に入ってみたら煩くて会話にならないなんてことよくあるんですよね。そこで控えめに言っても決してオシャレじゃないAirPodsの出番です。

今秋リリース予定のiOS 12で、今まで「Made for iPhone対応補聴器のみでしか使えなかった「Live Listen(ライブ再生機能」)がAirPodsでも使えるようになるんですよ!

具体的にどういった機能か、下の動画で見てみましょう。

Video: AppleInsider/YouTube

ガヤガヤしたレストランの中で女性が何か喋っていますが、男性はうまく聞こえません。

そこで、iPhoneの「ライブ再生機能」が活躍します。「Made for iPhone」対応補聴器をペアリングして機能をオンするだけで、iPhoneがマイクに早変わり口元に持ってこなくても音を拾って補聴器に届けてくれるようになります。

で、これがiOS 12からAirPodsでも使えるようになるんですよ。

つまり、ガヤガヤ飲み屋で声を張り上げなくても済むのは勿論、補聴器をつけずに外出してしまったおじいちゃん、おばあちゃんにテンポラリー補聴器として使ってもらうこともできるわけです。

ただ注意したいのが、このAirPodsを使った「ライブ再生機能」は補聴器の代用品になるわけではないということ。補聴器と比べるとAirPodsは遥かに低価格なので「ひゃっほ〜」となった人もいるかもしれませんが、あくまで「ライブ再生機能」に対応しただけであって、「補聴器になる」ではないのでそこら辺はお間違いなく。



Image: Shutterstock.com
Video: YouTube
Source: The Verge

中川真知子