アクション慣れしたらもう戻れない。
低価格でありながら高品質なミドルレンジスマホを作ることで有名なMotorola(モトローラ)が本日、3つの新機種を発表しました。gシリーズからはg6とg6 Plus、そしてeシリーズからはe5というラインナップです。ちなみに日本初登場となるeシリーズは、gシリーズ以上にお手頃な価格設定となっています。これらのSIMフリー機の発売は、6月8日からです。
どの機種もユーザー目線な高コスパ仕様
徹底的なユーザー目線のコスパ仕様はまず、(ほぼ)純粋なAndroid 8.0から始まります。動作がとても軽快で、追加された機能はどれも便利そうなものばかり。余計なものがなくてスッキリなのは、嬉しいですよね。
そして前面には2018年モデルらしい18:9比率のiPS液晶画面があります。明るくて綺麗な発色です。あと3.5mmジャックも搭載されているほか、SIMカード2枚+microSD1枚が挿入できる、トリプルスロットのSIMトレーが特徴的。指紋センサーもありますよ。
ただし、ハイエンドスマホに見られるようなワイヤレス充電機能や大容量RAM、またはトリブルカメラや120Hzディスプレイといった、キホンの上をいくハードウェアは搭載されていません。ユーザーにとって本当に大事なハードウェアを取捨選択し、そこにピュアなAndroid+便利機能を乗せたらこうなるのかな、というスマホたちです。
moto g6/g6 plusはオールラウンダーなミドルレンジスマホ
moto g6シリーズはに需要の高い機能がしっかり備えられています。指紋&顔認証に対応したほか、ぼかし撮影ができる背面のデュアルカメラも搭載されており、バッテリーは3000mAh(plusは3200mAh)と大容量で、しかも急速充電できます。それでいて販売価格が2万8800円(plusは3万8800円 税抜)なのは純粋にスゴいと思いました(え?「Lenovo Z5」の方が高コスパ? 知らないなぁ…)。
ちょっと使ってみた使用感は、「とても快適」でした。2160×1080のフルHD+画面とハッキリした音がする前向きのスピーカーは、YouTube動画の再生に向いていますし、長時間持っていても疲れなさそうな軽さと持ち心地です(g6は162.5g、plusは165g)。
ユニークな機能もありますよ。たとえば前面カメラにもフラッシュがあったり、アクション操作でスグ使いたい機能を呼び出せたりします。特にアクション操作は便利で、g6を縦に2回ひねる動作をすることでカメラが起動できます。もう一度やれば前面カメラに。そして振り下ろす動作を2回すればライトがON/OFFしてくれます。あとは着信中にスマホを持ち上げると静かになったり、伏せて置くと無音化するのも地味に助かりそう。
最期に、一番「おぉ」となったのはWindowsのログインにg6の指紋センサーが使えるという機能でした。実際に動作している様子は見られませんでしたが、要はWindowsコンピューターに専用のアプリをインストールしておくことによって、g6/g6 plusの指紋センサーでログインできるようになるわけです。motoシリーズ以外ではなかなか見ない機能かと思います。
e5は基本を押さえた美しいエントリーモデル
画面が1440×720のHD+になってしまうのと、アクション操作のカメラ起動とライトON/OFFが使えないのが痛手ですが、代わりに4000mAhの大容量バッテリーを積んでいて販売価格が1万8500円(税抜)なのがmoto e5です。なんと1.5日もバッテリーが持つのだそう。
ほかにも背面カメラがシングルレンズだったり、顔認証がなかったりとワン・グレード下がる感じはありますが、エントリーモデルらしからぬ18:9比率の画面と細いベゼルは画期的ですよね。
スペックまとめ
その他項目(全機種/e5/g6/g6 plus)
・Wi-Fi(IEEE802.11 b,g,n/-/a/a,ac)
・Bluetooth(-/4.2 LE/4.2 BR, EDR+BLE/5.0)
・対応キャリア(全キャリア/-/-/-)
ちなみに…… 今年の後半にハイエンド機が発表されるそうです。それ背面にモッドが付け外しできるmoto z3 playだといいなぁ。
Image: モトローラ・モビリティ・ジャパン
Photos: ギズモード・ジャパン
Source: モトローラ・モビリティ・ジャパン
(西谷茂リチャード)