約束や予定をキャンセルするのは、極端に言えば自分を喜ばせるためです。予定をキャンセルすることでホッとし、それから自由になったことで気分がよくなります。しかし、そのせいで相手に嫌な思いをさせたり、裏切ることになることもあります。

ですから、redditorのDevotedlyHopelessは、「誰かとの約束をキャンセルする場合は必ずその人との次の約束をすぐに取り付けましょう」と自身の投稿で言っています。今回は、嫌なやつにならずに予定をキャンセルする方法をご紹介します。

ある程度、正直に

気分が乗らなくてキャンセルするのを、相手に伝えるのはいいと思います。しかし、明らかに限度というものがあります。「あなたと一緒に過ごしたくないと気づいたんだよね」と言うのはさすがにまずいです。しかし、redditorのReelGeiztは、本当に仲が良い友だちとの予定をキャンセルする時は、「あのさ、自分でもひどいなと思うんだけど、ちょっと今日は人と会いたい気分じゃないんだよね…」という感じで伝えるのをすすめています。自分の気持ちや気分を正直に伝えることで、相手のことを気にかけていることが強調され、予定をキャンセルすることの衝撃を和らげます。それに、嘘をつかないことで、自分の気分が良くなります。

それでも、できるだけ相手のことを配慮し、申し訳なさそうな態度で、その相手と次の予定を立てましょう。ただし、この言い訳は、本当に大事な予定をキャンセルするのに使ってはいけません。二日酔いで気分が悪いからと言って、お葬式に欠席するなどもってのほかです。それに、このような言い訳でキャンセルすることが頻繁にあるようなら、それは予定の立て過ぎです。

次の予定を立てる準備をする

「約束したことを後悔しているから、予定をキャンセルする」という社交辞令のような行動は一般的にもよくあります。誰もがそのことをわかっているので、あなたが予定をキャンセルすると、相手はあなたがいつも自分に合わせているのではないかと心配します。ですから、そのような理由ではない場合は、自分の誠実さを立証するためにも、すぐにスケジュールの再調整を提案しなければなりません。

壮大な計画は立てないようにする

すぐにスケジュールを再調整するのには、実用的なメリットがあります。うまくいかなかったことがわかった瞬間に、問題の少ない時間と場所に調整するのはタイミングも良いです。

おそらく、ディナーのデートだったのなら軽く一杯飲む程度に、みんなで外出する予定だったなら一対一で会うようにするなど、断らなくて済むように予定を気軽なものにします。一緒にプロジェクトをやりましょうという話だったなら、とりあえず目的なく会って話すくらいにしたほうがいいです。

移動時間に対して楽観的すぎる(甘く見積もる)タイプだったり、仕事が終わると疲れ切っていることを忘れがちだったり、どんなに前もって計画していても郊外までドライブするのは正直嫌だったりするかもしれません。

責任ある人は、無責任な人よりも働いていないことがあります。なぜなら、責任ある人は自分の能力に対してより現実的だからです。

事前にキャンセルする

無責任な人間になりたくないなら、キャンセルはできるだけ早めにしましょう。週末に翌週の予定を見て、どの予定をキャンセルしなければならないか決めるのも、有効な作戦のひとつです。木曜には疲れ切っているとわかるかもしれませんし、金曜に3つのパーティーすべてには出られないとわかることもあります。予定のキャンセルは必ず事前にやりましょう。そうすると、最初に予定をキャンセルするに至った理由で忙しくなっていないので、スケジュールの再調整もしやすいです。

redditorのRESET-REWINDは、いつもキャンセルされる側の場合は、逆にこれをやったほうがいいと言っています。予定の数日前に、「水曜日の予定はそのままでいいんだよね?」というように相手に確認をするのです。キャンセルさせる隙きを見せることになるかもしれませんが、次の計画をたてる余裕ができます。

Redditの元のスレッドには何千ものコメントが付いており、「私は人生で一度もキャンセルをしたことがない」という人から、「なぜ女性は男性からの誘いを断るのを恐れているんだろう?」というものまで様々でした。もし予定をキャンセルしなければならなくなったら、この作戦で少しでもキャンセルの痛手を和らげるようにしてみてください。


Image: Antonio Guillem/Shutterstock.com

Source: Reddit(1, 2, 3

Nick Douglas - Lifehacker US[原文