これのせいで、普通の畑が火星のように見えてしまうかも?
広い畑を持つ農家さんに朗報。惑星探査機のような姿で、太陽光で発電し、1日12時間ブっ通しで除草をしてくれる全自動ロボットが開発されました。それがecorobotix社の「Robot Weeder」。
華奢なボディーをしていますが、GPSとコンパスで現在地を把握しつつ、カメラとRTK(リアルタイム・キネマティック)測量センサーで雑草を確認しながら、超ピンポイントで雑草のみに除草剤を撒いていくのです。
Robot Weederを使えば除草剤の使用が20倍節約できる上、ほかの作物が農薬のとばっちりを受けることもありません。130kgの車体は無駄を削ぎ落としているのでメンテナンスが楽チン。そしてラジコンのように、スマートフォンで操作することもできます。
これだと人間が運転する肥料散布機より30%もお安く、自動運転なので作業効率が飛躍的に向上することでしょうね。
もちろん排気ガスも出さないので、地球にも畑にも、そして人にも優しい。もっというとエサと寝床が必要なヤギに草むしりをさせるよりコストがかからないのです。
どうして今までこれがなかったのか不思議なくらいですが、世界中の農家にとって革命的なロボットではなかろうかと思います。盗難防止装置も付いたRobot Weeder、お問い合わせはスイスのecorobotix社までどうぞ。
Image: YouTube
Source: YouTube via ecorobotix
(岡本玄介)