まるでiPhone 7のホームボタンのように。
毎年、着実な進化を遂げる「Apple Watch」ですが、今年の新型Apple Watchでは大幅な変更があるかもしれません。
Fast Companyが伝えるところによると、新型Apple Watchでは物理的なサイドボタンや、回転するデジタルクラウン(りゅうず)が廃止に。タッチセンサーを取り入れたボタンに換わります。またデジタルクラウンを回す動作はなくなりませんが、サイドボタンやデジタルクラウンを押し込む感触は「Taptic Engine」による、電子的なフィードバックに置き換えられるとしています。
デジタル機器にとって物理的な可動部分は故障や水、ホコリの侵入元となるので、少なければ少ないほど防水・防塵の性能を高めることができます。ただ、Apple Watchではすでに高い耐水性能をそなえているので、物理ボタンをなくす理由として考えられるのは、パーツスペースの節約でしょう。物理可動域を極力へらすことで、浮いたスペースにバッテリーを積んだりできます。
また面白いのは、この新しいボタンのトップがタッチセンサーとなり、心拍リズムなどの計測に利用されると報じられています。これも物理ボタンではなかなか実現できない技でしょう。
これまでの噂では、新型Apple Watchは画面のベゼルレス化とヘルスケア機能の強化が報じられています。今年のApple Watchは久しぶりに、大いにひと目を引くような刷新がありそうな予感です。
Image: Apple
Source: Fast Company via 9to5Mac
(塚本直樹)