米Lifehackerが人生の役に立つ言葉を紹介するシリーズ「Mid-Week Meditations」へようこそ。ストイック派の知恵を探求し、それを使って自らを省みて、人生を好転させましょう。

今週はローマの哲学者ガイウス・ムソニウス・ルフスの言葉を紹介します。ルフスは、9番目の講義で、たとえ故郷から追放されても、知識の獲得を止められるわけではない、と言っています。

ならばどうすれば、追放が、己の修練や美徳の獲得を妨げるというのか? 追放されたからといって、知識や実践の追求を止められるわけではないというのに。

その意味するもの

追放されたからといって、知識を得たり、自己を高めるたりすることを妨げられるでしょうか? いいえ。いかなる状況に立たされたとしても、するべきことができなくなることはありません。どんな困難な環境も、あなたが自己を向上させ、物事を達成するのを止めることはできません。

そこから学べるもの

ルフスは、人生で3度、追放の憂き目に遭っていますが、どんなときでも哲学を研究し、知識を豊かにする方法を見つけてきました。追放も、大衆からの軽蔑も、ルフスがすべきことをするのを止めることはできなかったのです。ルフスは、そうした出来事が自分に影響を及ぼすと考えること自体がばかげていると言っています。

自分の国に住んでいるのに、生まれた家と違う家に住んでいるという理由で泣いている男がいたら、笑いものになるだろう。生まれた街と違う街に住んでいることを不幸だと考える者も、愚か者と呼ばれるだろう。

ルフスにとっては、どこに行こうと、どんな状況になろうと、何ら変わることはなかったのです。あなたにも同じことが当てはまるはずです。

あなたがどこへ行かされようが、何が起きようが、関係ありません。あなたはあなたであって、やるべきことがあり、成し遂げたい目標があります。もちろん、何らかの制限を課せられることはあるでしょうが(追放のように)、どんな状況の中でもすべきことをする方法は見つけられるはずです。ならば、そうしてください。追放は、あきらめたり、投げ出したりする理由にはなりません。


Image: Pierre Dalbera/Flickr

Patrick Allan - Lifehacker US[原文