メモ

日焼け止めは数年前に買ってあったものでも効果があるのか?

by Skeyndor

日差しが強くなり日焼け止めを使う頻度が高くなってきましたが、部屋の棚から数年前に開封して使い切らずに残っていた日焼け止めを見つける人もいるはず。開封後、何年も経過した日焼け止めは効果を発揮するのかどうか、皮膚科医が説明しています。

Is Expired Sunscreen Better Than No Sunscreen?
https://www.livescience.com/62783-does-expired-sunscreen-work.html

日焼け止めの多くは紫外線を吸収もしくは反射する成分として酸化亜鉛や酸化チタンなど紫外線A波や紫外線B波をブロックする物質を含みます。そして、全米で最も優れた病院の1つである総合病院メイヨー・クリニックによると、一度開封した日焼け止めは個別の製品に使用期限が記載されていない限り、多くは3年までしか効果が続かないとのこと。また、皮膚科医であるLauren Ploch氏は、日焼け止めを暑い場所や湿度の高い場所に置いておくと成分が破壊され、公式な使用期限よりも早く効果が失われてしまうと説明しています。

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「個人的なケア製品は、乳化剤や防腐剤が入っていても時間と共に劣化します」「そしてこの劣化は、アイテムの保存環境によって加速するため、日焼け止めを暑い車の中に放置しておくと、使用期限よりも早く効果が失われるのです」とPloch氏は述べました。

一方で、Ploch氏によるとジェルやスプレータイプではない、クリームタイプの日焼け止めは、たとえ使用期限の後であっても酸化亜鉛や酸化チタンといった有効成分が皮膚と太陽光の間に物理的なシールドを張ってくれるとのこと。つまり、使用期限が過ぎた日焼け止めであっても、塗らないよりも塗った方がよいわけです。

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ただし、日焼け止めに含まれる有効成分や添加物は製品によって異なり、また容器もさまざまであるため、「使用期限が切れた後の日焼け止めでもこのくらいの効果がある」というはっきりしたことは言えないとのこと。Ploch氏は日焼け止めの使用期限が切れている時は、ビーチ近くのコンビニなどで新しい日焼けどめを買うか、近くにいる人に日焼け止めを借りることを推奨しています。

もし日焼け止めが手に入らない時は衣服で肌を守る方法があり、UPF(UltraViolet Protection Factor)やSPF(Sun Protection Factor)加工がされている生地であればなおよいとのこと。最強なのは、日焼け止めを塗った上にUPF・SPF加工の服を着ることであるとPloch氏は示しています。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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