レビュー

Nintendo Switchで「Octopath Traveler」体験版をプレイしてみたらドット絵と3DCGが融合した「懐かしくて新しいRPG」でした


2018年7月13日に登場予定のNintendo Switch用ソフト「Octopath Traveler」は「ファイナルファンタジー」「ロマンシング サ・ガ」などのロールプレイングゲーム(RPG)で知られるスクウェア・エニックスの完全新規RPGです。正式版に先駆けて、2018年6月15日から最新体験版の配信が始まったので、どんなゲームなのか体験してみました。

OCTOPATH TRAVELER(オクトパス トラベラー) | SQUARE ENIX
http://www.jp.square-enix.com/octopathtraveler/


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「Octopath Traveler」はOcto(8つ)+Path(道)という名前の通り、8人の主人公にそれぞれ個別のシナリオが存在しています。最新体験版では、製品版と同じく8人の主人公から1人を選択し、第1章までの内容を3時間まで遊ぶことができます。


ゲームのタイトル画面はこんな感じ。


まずはプレイしたいキャラクターを選択。今回は狩人・ハンイットでプレイしてみました。


キャラクターはスーパーファミコン時代のRPGを思い出すような懐かしい2Dドットデザインとなっています。一方、町並みや森など、背景や地形は3DCGで作られています。


プレイヤーは街の住人に話しかけて情報を集めたり……


街中の店で武器や防具を購入して装備します。「Octopath Traveler」のUIは昔のRPGと同じようにシンプルなもの。


また、それぞれの主人公には「フィールドコマンド」が設定されていて、街の人に対してさまざまな働きかけ方ができます。例えばハンイットのフィールドコマンドは「けしかける」です。


村人に対して「けしかける」を使ってみると、なんと戦闘が始まりました。「けしかける」は「捕獲した魔物をけしかける」ということだったようです。幸い、ハンイットの故郷である狩人の村では「訓練ですか!?」といいように受け取ってくれましたが、ゲームが進んで全く関係のない街の人に魔物をけしかけたらどんな反応をされるのかはめちゃくちゃ気になるところ。


街を出て森を歩いているところ。手前と奥はピントがややぼけるような演出が採用されていて、地形の奥行きだけではなく細かい高低も表現されています。ちらっと見えた宝箱を開けに行こうと思っても……


地形をちゃんと回り込んでいかなければ到達できません。


戦闘はランダムエンカウントです。戦闘シーンでもフィールド探索と同様に、キャラクターは2Dドットデザインで表現されます。


コマンド選択とターン制によるシンプルな戦闘システム。どういう順番でターンが回ってくるかは、次のターンまで画面上部に表示されています。なお、自分のHPゲージの表示はありますが、敵のHPゲージは表示されず、白→黄→赤という名前の色の変化で残HPを推測することになります。


敵には武器の種類・属性で弱点が決まっていて、弱点に応じた武器や属性スキルで一定数攻撃すると、「BREAK」と表示され敵は気絶してしまいます。さらに敵のターンが1ターンだけスキップされるので、弱点を意識して狙っていくことが重要となります。ちなみに敵キャラ・味方キャラともに光の位置や強さに応じた影ができていて、BREAK時は光が強くなるので影が長く伸びています。


また、主人公ごとに「アビリティ」が決まっていて、SPを消費するスキル技を使うことができます。狩人・ハンイットの場合は「狩人の技」で「さみだれ矢」「会心の矢」など、弓矢を使ったアビリティを使えます。


「Octopath Traveler」のフィールドをさまよう様子と戦闘が実際にどんな感じなのかは以下のムービーを見るとわかります。

「Octopath Traveler」体験版を狩人・ハンイットでプレイしてみた - YouTube


狩人・ハンイット以外の7人の主人公でもプレイしてみたので、ざっくりまとめてみました。

盗賊・テリオンは、街の人や敵から持ち物を「盗む」ことができます。


テリオンを使ってプレイしている様子は以下のムービーで見ることができます。

Nintendo Switch「Octopath Traveler」体験版で盗賊・テリオンをプレイするとこんな感じ - YouTube


薬師・アーフェンは戦闘中に薬を配合することで、回復したり状態異常を治療したりすることができます。また、村でずっと医療・診察に携わってきたという経験から、コミュニケーション能力に秀でているようで、人から情報を「聞き出す」ことができます。


以下のムービーでは実際にアーフェンでプレイしているところを見ることができます。

Nintendo Switch「Octopath Traveler」体験版で薬師・アーフェンをプレイするとこんな感じ - YouTube


幼い頃から酒場で働いている踊子・プリムロゼは、老若男女を問わず誘惑する技術を身につけています。街の人を誘惑して連れ回し、戦闘に参加させることが可能です。また、踊りによる属性攻撃も踊子ならではのアビリティです。


プリムロゼが街の老人を誘惑して戦闘に参加させる様子は以下のムービーから確認できます。

Nintendo Switch「Octopath Traveler」体験版で踊子・プリムロゼをプレイするとこんな感じ - YouTube


剣士・オルベリクはかつて王国を支えた騎士ですが、国が滅んで今は小さな村で用心棒を務めながら村の青年に剣を教える日々を過ごしています。武道として剣を学んだオルベリクは、誰にでも試合を申し込むことができます。剣技をアビリティとして使うことができ、防御力と攻撃力が高いキャラクターとなっています。


オルベリクが村長に試合を申し込んで叩きのめす様子は以下のムービーで視聴できます。

Nintendo Switch「Octopath Traveler」体験版で剣士・オルベリクをプレイするとこんな感じ - YouTube


商家に生まれ育ち、自らも若くして才を見せる将来有望な商人・トレサ。彼女は街の人の持ち物を買い取ることができます。また、敵からお金を回収することも可能なので、アイテムや武器に困ることはなさそうです。


実際にトレサがモンスターからお金を巻き上げる様子は以下のムービーで見ることができます。

Nintendo Switch「Octopath Traveler」体験版で商人・トレサをプレイするとこんな感じ - YouTube


非常に優秀な学者・サイラスは、人気のある教師でもあります。サイラスは「謎を解くこと」という趣味を生かし、街の人たちから情報を探り、推理をすることができます。また、予習という固有アクションによって、知らない敵でも弱点を見つけることができ、強い攻撃魔法を繰り出すことができます。


以下のムービーは実際にサイラスをプレイしてみたところ。

Nintendo Switch「Octopath Traveler」体験版で学者・サイラスをプレイするとこんな感じ - YouTube


街の人から慕われる神官・オフィーリア。街のなかの人に声をかけると「導く」ことが可能で、オフィーリアに導かれた人は森だろうが洞窟だろうがついてきて、戦闘にも加勢してくれます。


実際にオフィーリアが人を導く様子は以下のムービーで視聴できます。

Nintendo Switch「Octopath Traveler」体験版で神官・オフィーリアをプレイするとこんな感じ - YouTube


実際に「Octopath Traveler」をプレイしてみて、キャラクターが2Dドット絵で表示されたり、シンプルなコマンド選択型のターン制戦闘画面だったりと、確かにスーパーファミコン時代を思い出すような懐かしいデザインとなっていました。しかし一方で、戦闘はシンプルながらブレイクシステムや弱点の存在でテンポが良くなっており、8人の主人公は個性豊かでプレイヤーの好みやプレイスタイルに合わせて選択できるなど、ゲーム性は昔のRPGよりもかなり磨きがかかっているという印象。


各主人公のイベントも丁寧に描かれますが、昔のRPGと違ってイベントをスキップ・キャンセルもできるので、クリアしてもう一度遊びたくなったときやゲームオーバーになってしまい同じイベントを繰り返し見なければならないときに便利。「Octopath Traveler」は細かい部分にまで作り込みを感じた一作で、見た目は懐かしくても洗練された新しさを感じるRPGに仕上がっていました。

「Octopath Traveler」は2018年7月13日に、税込7344円で発売されます。

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in レビュー,   動画,   ゲーム, Posted by log1i_yk

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