シールドがARスクリーンに!? 最新機能モリモリな、水中マスクのコンセプトデザイン

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  • author 岡本玄介
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シールドがARスクリーンに!? 最新機能モリモリな、水中マスクのコンセプトデザイン
Image: DIGITAL TRENDS

もはや水中ヘッドマウント・ディスプレイ。

スキューバダイビングもシュノーケリングも、ふつう装着するのは目の周りのゴーグルとシュノーケルですよね。最近は顔全体を覆うタイプもあるにはありますが……もしそのスクリーンが、情報を表示してくれる自動車のヘッドアップ・ディスプレイ(HUD)のようにハイテクだったらどうでしょう?

そんな夢いっぱいのコンセプトデザイン「D-Mask」が、中国のデザイナーZJ-DDGさんによって考案されました。

計器類で確認するような酸素量や水圧、水温、気温に天気、充電レベルなどがスクリーンに映ります。それにこめかみのダイヤルを回せば設定やカメラ、音楽再生、住所録から電話をかけたりという機能も呼び出せるよう考えられています。音を聞くのは骨伝導を使うというのもオシャレ。仲間のダイバーや水上のボートとも楽に会話ができます。

顔全部を覆うようになると視野が開けて、水中を見渡すのに相性はバッチリ。呼吸がしやすくなるというメリットも生まれます。酸素ホースとシュノーケルは、どちらも口の近くにある穴に差し込むようになっており、同じアダプターで付け替えられるようになっています。

スキューバ用マスクでHUDが可能となると、ARゴーグルとしても応用が利きそう。ついでにバイク乗りなのに花粉症に苦しむ私は、運転中にこれを装着したいかも。ARで地図アプリが表示されたら、最高のナビになりそうですよね。

実用段階にはありませんが、技術的にはいろいろ可能なことばかり。あとは実現するだけですが……いつになるでしょ?


Image: Behance
Source: Behance, DIGITAL TRENDS

岡本玄介