本気のApple、自動運転会社WaymoからNASA経験もあるエンジニアを引き抜く

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本気のApple、自動運転会社WaymoからNASA経験もあるエンジニアを引き抜く
Image: Sundry Photography/Shutterstock

Apple、本気です。

カリフォルニアで実験車両を次々と投入するなど、Apple(アップル)の自動運転技術の開発はかなり力が入ってきています。そんななか、Appleが自動運転技術を開発しているWaymo(ウェイモ)から重要エンジニアを引き抜いたことが判明しました。

Waymoといえば、もともとはGoogle(グーグル)による自動運転プロジェクトとしてスタートし、現在は親会社Alphabet(アルファベット)の傘下で活動している企業。そしてそのWaymoでシニアエンジニアとして働いていたジェイミー・ウェイド(Jaime Waydo)さんが、Appleへと移籍したのです。

Apple Insiderによれば、ウェイドさんはWaymoにてプロトタイプ車両の安全性の確認や、実地走行時の指導を行なっていたとのこと。自動運転車のセーフティーチェックという、重要な役目を担っていました。

なおウェイドさんは興味深いことに、NASAのジェット推進研究所(JPL)で働いていた経歴もあります。JPLで彼女は火星の探査車(ローバー)を開発しており、車両開発は得意分野なのでしょう。それにしても、火星のクルマと地上のクルマ、どのような共通点があるのかが気になります。

Appleは現在ソフトウェア方面から自動運転技術を開発しており、フォルクスワーゲンと連携して従業員用のシャトルバスを開発しているという報道もあります。今後Appleの自動運転に火星仕込みの技術が組みこまれるなんて、ちょっと面白そう。


Image: Sundry Photography/Shutterstock
Source: Apple Insider

(塚本直樹)