シリコンバレーも地に落ちた? ネットで失笑される最近の「イノベーション」

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  • author そうこ
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シリコンバレーも地に落ちた? ネットで失笑される最近の「イノベーション」
Image: Gary Leon Bowyer/Vimeo

One more thing……。Shoes!

シリコンバレー。そこはイノベーションの聖地。数々のITスタートアップが巣立ち、世界に驚きの嵐を巻き起こしてきました。が、今やそれは過去の話。シリコンバレーはもはやイノベーションが生まれる地ではなく、ただシリコンバレー発=イノベーションみたいな空気があるだけなんだとか。

たとえば配車アプリのLyft(リフト)はLyftシャトルなる「イノベーション」をテストしてますが、それただのバスだし。進出鬼没なプライベート空間で歌える「イノベーション」? それただのテントだし。シリコンバレーってだけで、イノベーティブ感だしてくんなという声があがるなか、懲りずにでてきたのがこれ。シリコンバレー発の靴。

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Image: Gary Leon Bowyer/Vimeo

開業資金56万ドルを調達したベンチャー起業Atoms。共同創設者はWaqas&Sidra Ali夫婦。彼らいわく、Atomsは「履き物体験をモダンにした」サービスなのだといいます。何がモダンでイノベーティブかといえば、ユーザーが靴を注文した場合、サイズ1/4違い(サイズ7、7.25、7.5)の3足プラス靴下が送られてきて、ぴったりな1足を手元に残しあとは送り返せるというところ。

靴のデザインはとてもシンプルで真っ黒or真っ白、または黒に白ソール。ロゴはなし。それで、お値段が1足179ドル(約1万8000円)…。えー!

ネタ元のTechCrunchが、このAtomsを紹介する記事を公開したところ、Twitter民から失笑がおきています。

「Zaraで1番売れてる靴持ってきて、会社にしただけでは」

「これは、広告記事なのか?」

「めちゃ普通の黒いスニーカーなのに、シリコンバレーってだけで179ドルという」

シリコンバレーという響きの魔法は、いつまで続くのでしょう…。


Image: Vimeo
Source: TechCrunch

Tom McKay - Gizmodo US[原文
(そうこ)