HTCとGoogleに対抗?
HTCのフラッグシップスマートフォンには、握って操作する「Edge Sense」という機能が搭載されています。そうそう、Google(グーグル)のリファレンススマートフォン「Pixel 2」シリーズにも同様の機能が備わっていますね。そんな中、なんとApple(アップル)も握って操作するスマホ特許を出願していたのです。
米国特許商標庁(USPTO)に出願された特許「Mobile Electronic Device with Squeeze Detection」はそのタイトルのとおり、スマートフォンなどの電子機器が握られたことを検知するシステムについて説明しています。
想定される端末の本体側面にはセンサーを搭載。さらにスマートフォンのケーシング(筐体)には硬い素材と柔らかい素材を組み合わせ、柔らかい素材が歪むことで握られた強さを測定します。これにより、物理ボタンレスなiPhoneが実現できるかもしれません。
現時点では、この特許の現実性はなんともいい難いところ。たとえば、ケーシングの構造を複雑にすると、防水性能が低下する可能性があります。一方で、もしAppleが折りたたみスマートフォンをリリースしたら、そのエッジ部分にこの技術が利用できるかもしれません。
いつものことですが、特許出願と実際の製品化は直接結びつかないことの方が多いのも事実。でもiPhoneが握って操作できれば、例えばAR(拡張現実)アプリなどで活用できるかもしれませんね。
Image: guteksk7 / shutterstock.com
Source: BGR
(塚本直樹)