Boseが耳栓つくったよ。ノイキャンのノウハウを活かした耳栓「Sleepbuds」

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  • author 塚本直樹
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Boseが耳栓つくったよ。ノイキャンのノウハウを活かした耳栓「Sleepbuds」
Image: Bose Global Press Room

クラファンで即売切したアレが正式リリース。

Bose(ボーズ)といえばイヤフォンやヘッドフォンでおなじみですが、オーディオファンの中では、それらに搭載されている「ノイズキャンセリング」の性能が高いことでもおなじみです。

ノイズキャンセリングとは、耳に入ってくる雑音をシャットアウトする技術。Boseはそんなノイズを抑えるノウハウを活かして耳栓を作りました。6月21日から、睡眠の質の改善を狙ったノイズマスキング耳栓「Sleepbuds」が海外で販売されます。

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Image: Bose Global Press Room

このBose製耳栓は2017年にプロトタイプが公開され、Indiegogoで資金調達が行なわれていました。Boseが耳栓!?ってことで話題になり、Indiegogoでは6日で売り切れ。幻のようなプロダクトとなっていました。

このたび製品版となったSleepbudsですが、その見た目はワイヤレスイヤホンのよう。しかし音楽は再生できません。そのかわりに周囲の音をシャットアウトしつつ、川のせせらぎや雨音、波、風、田舎の夜の音など、全部で10種類の環境音を流してくれるんです。そうそう、アラーム機能も搭載していますよ。

なお、この耳栓はBoseの「QuietComfort」や「QuietControl」のような電子的なノイズキャンセリング機能は搭載していません。耳にピッタリと収まり、周囲の音を低減してくれます。でも、状況によっては電子的なノイキャンよりも効果的だそうなのでご心配なく。

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Image: Bose Global Press Room

本体重量は片耳1.4g。軽くて小さいので眠りの邪魔にもならないでしょう。16時間の駆動が可能なため、週末の寝だめにも十分対応可能です。

Sleepbudsは249ドル(約2万7500円)で、まずは北米地域にて販売開始。秋にはヨーロッパや(おそらく日本も含む)アジア太平洋、メキシコ、中南米にも投入される予定です。今まで耳栓なんて使ったことないよって方でも、Bose製となるとちょっと気になりますよね。


Image: Bose
Source: Bose via The Verge

(塚本直樹)