そろそろ忘れそうだよ…。
昨年9月に発表されるも、いまだ発売されていないApple(アップル)のワイヤレス充電マット「AirPower」。こちらについて、新たに「9月までの発売を目指して開発が進んでいる」と報じられています。これまでには3月に発売されると報じられたり、WWDCのタイミングで発売が期待されていました。
「これまでの噂が何度も外れてきたじゃないか…」とお思いの方も多いと思いますが、ちょっと待って。今回の報道はApple専門サイトの9to5MacからBloombergに移籍し、Apple情報を最前線で追いかけ続けてきたMark Gurman記者によるもの。きっと一聴する価値はあるはずです。
さてMark Gurmanによると、もともとAppleのエンジニアはAirPowerの6月の発売を目指していたそう。しかし現時点では、Appleは9月前あるいは9月中の発売を目指しています。ということは、今年のiPhoneと同時発売…なんてことも十分ありそうです。
またこの遅れの理由は「技術的な問題」にあるそう。具体的には回路の設計や熱問題の解決に手間取っているとしています。AirPowerはiPhone、Apple Watch、AirPodsというサイズが違う機器の同時充電が可能で、やはりその設計は一筋縄ではいかないのでしょうね。
一方で希望が持てることに、AppleのエンジニアはすでにオフィスにてAirPowerのテストを開始しているそうです。また製品は、これまでを製造している台湾Pegatronが担当する見込みとなっています。
というわけで、まだまだ発売時期は遠そうなものの、なんとか開発が進んでいるAirPower。一つだけ気がかりなのは、その設計の複雑さゆえに高価にならないかどうか、ですね(一説には199ドルとも…?)。