お金のことになると、ついネガティブに考えてしまう人は多いもの。でも、貧乏性はあなたのお財布にいい影響をもたらしません。ネガティブ思考から抜け出すのは困難ですが、必ずしもそうではなく、なんとかなるものなんです。この記事では、その方法について考えてみたいと思います。

読者のクリスティンさんから、こんな質問をいただきました。

私は貧しい家に育ちました。お金に関して、いい思い出はありません。それでも私は良い生活を心がけ、マイホームを買い、クレジットカードや消費者金融からの借金を返済し、退職金の積み立てを始めました。がんばって高給の職にも就きました。でも、お金に稼いでもらう方法なんてまったく知らないし、信頼できるファイナンシャルアドバイザーを探そうにも、怖くてできません。信頼できるアドバイザーの見つけ方という記事もたくさん読みましたが、うまくいかないような気がして一歩を踏み出せないのです。同時に、このまま見つけられないずにいるとどうなるのかと考えると、それもまた恐怖です。

単に、信用組合の人に相談にいけばいいだけですか? そうだとして、何に気をつければいいですか? というより、そもそも私の貧乏性をどうにかすることはできますか? こんな私でも、恐怖心を持たずにお金と付き合うことはできるのでしょうか。

お金に対する考え方を変える

クリスティンさん、あなたにとって難しいのは、ファイナンシャルアドバイザーを見つけることではなさそうです。もっと根深い問題は、あなたとお金との関係性にあるのではないでしょうか。

お金に対する考え方を変えるのは一筋縄ではいきません。育った環境で身についた考えや教訓は、一生に渡って私たちの中に残るのです。だからといって、よりよい習慣を身につけるのは不可能ではありません。クリスティンさんがこれまでそうしてきたように。

そのためにはまず、これまで自分が成し遂げてきたことを認識しましょう。マイホーム、借金完済、退職金の積み立ては、決して鼻であしらうようなことではありません。それどころか、とてもすばらしいことなので、自分を認めてあげてください。これまでのあなたの成果を考えれば、これから何もかもを失うことは、まずないと考えていいでしょう。

あなたの質問から考えるに、あなたは自分の金銭管理能力に自信がなく、基本的なこと以外の決断ができないのではないでしょうか。そのように感じてしまうのは、あなたの成長過程から来るものでしょう。

でも、あなたの懐事情を改善するのに特別なスキルはいりません。それに、何もしないでいることを恐れる必要はありません。今の状況は、悲観的なものではないのですから。とにかく、あなたに今足りないのは自信です。それと、子どものころのような状態には戻りたくないという気持ちがあるのでしょう。それは現実的な意見であり、あなたが警戒するのは無理もありません。

でも、その精神状態は健全とはいえません。健全な精神状態は、あなたの懐事情にとってもそうですが、何よりあなた自身のストレスにとって重要なことです。急に自信を付けるのはかんたんなことではありませんが、そのために役立つ過去記事を紹介します。

タイトルの通り。わざわざあなたを不安や悲観的にさせるようなアドバイスを読む必要はありません。自分に合ったアドバイスを見つけましょう。

これらはスタート地点に過ぎません。最適なファイナンシャルアドバイザーは、あなたのマインドセットを変えるのも手伝ってくれるでしょう。近所の信用組合にいる人だけを信じればいいのではありません。


Image: Markus Mainka/Shutterstock.com

Alicia Adamczyk - Lifehacker US[原文