寝てよし、映画見てよし! ボルボが自動運転車レベル4の実現、3年後を目指す

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  • author そうこ
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寝てよし、映画見てよし! ボルボが自動運転車レベル4の実現、3年後を目指す
Image: Joerg Huettenhoelscher/Shutterstock.com

ほんとか、よ。

自動運転という言葉を聞いて、我々が最初に想像したのは、目的地を設定すれば、あとは寝てても、ゲームしてても、安全かつ迅速に到着するという世界です。しかし、現実の自動運転はあくまでも運転のサポート。ドライバーが、運転から完全に離れることはできません。自動運転という言葉の持つイメージとは、かなり異なるものです。でもね、そのギャップが近い将来埋まるかも。ボルボがイメージにかなり近い自動運転車の販売を3年後に設定しています。これ、けっこう現実的なタイムライン。

一言で「自動運転」といっても、実はレベルが0から5までわかれています。我々が真の自動運転としてイメージするのは最高値のレベル5=完全自動運転。ボルボが2021年販売を目指しているのは、この1つ下のレベル4=高度自動運転。特定の状況ならドライバーが運転にまったく関与しなくてもいいという段階です。

ボルボが開発するのは「Highway Assist」機能。限定的な運転環境下(名前から察するに、ハイウェイ運転時)ならば、レベル4自動運転できる=寝てても映画見ててもOKということです。ボルボのHåkan Samuelsson CEOは、中途半端なレベルの自動運転は、人々の不信感を煽る結果になると指摘。「徹底的に、やれるところまでやる必要がある」と、自動運転のあり方を語っています。人間のモニタリングが必要なレベルの自動運転では、人間がそのモニタリング義務を怠っているという原因があるにもかかわらず、自動運転全体のイメージが悪くなっているといる側面もありますからね。イメージが最悪になる前に、中途半端レベルから脱さねばならん!

まず、Highway Assist対応モデルとなるのは、フラッグシップ車のVolvo XC90 SUV。本機能の価格帯については、ボルボのR&D上級役員であるHenrik Greenさんが、少なくても「4桁台」と発言。てことは、機能追加で車価格に数十万プラスというイメージかなぁ。


Image: Joerg Huettenhoelscher/Shutterstock.com
Source: BGR, Jalopnik

(そうこ)