マーク ジェイコブスの「Riley Touch Screen」ハンズオン:スマートウォッチだってデザインで選べる!

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  • author とよた
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マーク ジェイコブスの「Riley Touch Screen」ハンズオン:スマートウォッチだってデザインで選べる!
Photo: 山本勇磨

かゆいところに手が届いた感じ。

Riley Touch Screen」は、マーク ジェイコブス初となるディスプレイつきのスマートウォッチ。とある日、会社の昼休みにフラッとマーク ジェイコブスのお店に行って試着をし、その帰りにまたお店に寄って、気づいたら購入してました。いわゆる衝動買いってやつですね。で、簡潔にいうと買って満足してます

デザイン良し、機能良しはありそうでなかった

実は私、これまでずっと「スマートウォッチ欲しいな」と思ってました。でも、正直スマートウォッチって選択肢が多くないんですよね。特に見た目で選ぼうとすると、メカメカしかったりワークアウト向けだったり、機能性重視でデザインの優先度が低いものばかりでした。決して安くない買い物ですし、やっぱり見た目にも納得できる時計が欲しくて、いつも決め手に欠けていたんです。

でも、Riley Touch Screenはそのハードルをかるーく乗り越えてきました。ボディのシックな見た目1,000通り以上にもカスタムできるフェイス(文字盤)のデザインは、ファッションブランドならではの魅力。それに、ただ見た目がいいだけじゃないんです。

ソフトウェアにはGoogle(グーグル)が開発したWear OSを採用。見た目と機能性が両立したスマートウォッチ、今までありそうでなかったんですよね。

軽いつけ心地、でも時々手から落ちる

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Photo: 山本勇磨

まず試着したとき、その軽さにびっくり。それまでは「スマートウォッチって重そう」なんて勝手に思い込んでいたんですが、普通の時計とまったく遜色ありませんでした。ただし、バンドはゆるめの穴に通して巻き、留め具を押し込むだけなので、少しきつめに締めないとホールド感がやや心許ないです。なにかの拍子で留め具がポロっと外れて、手首から落ちそうになったことも。

ディスプレイは小さすぎず大きすぎずの絶妙サイズ。有機ELディスプレイだから、発色も鮮やかで綺麗です。文字が潰れたり小さくて見づらいなんてこともありません。防水性能はIP67と、雨くらいならへっちゃらです。


ブランドならではのデザインの豊富さが最大の強み

この時計のハイライトは、1,000通りのフェイス(文字盤デザイン)をカスタムできること。スマートウォッチの文字盤はデザインのバリエーションにまだ乏しく、それぞれのウォッチのプリセット頼みなところがあるので、デザインの豊富さは大きな持ち味です。

いつも使っているフェイス

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傾きによって背景の文字がゆれうごくデザイン。背景、針、揺れる文字のカラーをそれぞれ選ぶことができます
Photo: ギズモード編集部

デジタル時計として使うときのフェイス

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タップすると図形がカラフルに色を変えるデザイン。カジュアルな場所や、デジタル時計として使いたいときはこちらに。テーマカラーを選べます
Photo: ギズモード編集部


最初はいろいろ試してみましたが、すぐにしっくりくる2種類のデザインに落ち着きました。今はこのふたつをTPOに合わせて使いわけてます。今の文字盤に飽きたら、違うフェイスに変えるのが楽しみだなぁ。

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Photo: ギズモード・ジャパン編集部
バンドの留め具にさりげなくロゴがあります。バンドはシリコン製でマットなブラック

ちなみにこの時計、ボディにブランドの主張がほとんどありません。留め具にさりげなくロゴがあるだけです。マーク ジェイコブスらしさを出したいなら、文字盤をカスタムして思いっきり目立たせちゃいましょう。

iPhoneでも使える安定のWear OS

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Photo: ギズモード・ジャパン編集部

さて、機能面は「現状やれることはやります!」といった感じ。センサーがないので脈拍を測れなかったり、セルラーモデルがないので単体で使うことはできなかったり、人によってはもの足りないかもしれません。でも私の場合は、主にデイユース目的で、スマホは常に持ち歩いているため、特に問題を感じる場面はありません。

iPhoneとの連携は、AppStoreからインストールした「Wear OS」アプリとウォッチ本体をBluetoothで繋げるだけ。すると、LINEやFacebook Messengerなどのメッセージや、Googleニュースのダイジェストを通知。通知がくる時の振動は、特に気に入ってます。無音なので周りの人に迷惑をかけないし、その時だけ画面にタッチして確認すればいいという省エネさがグッド。まだ通知できるアプリは限られていますが、個別に通知オフにすることも可能です。

いちいちスマホを開かなくてもメッセージやニュースをチェックできるの、スマートウォッチ初心者の私にとっては静かに衝撃的でした。人前や満員電車でもチラッと見られるのがいいですね。竜頭を長押しするとGoogle Assistantさんが助けてくれますし、Google翻訳も利用できます。とくにGoogle翻訳で訳文を相手に見せたいときは、自動で相手側に画面が反転して、文字も大きく、読みやすいようにしてくれるんですよ。親切!

肝心の電池持ちも心配ありませんでした。常時ディスプレイを表示させる状態だとさすがにすぐバッテリー消耗しちゃいますが、その名の通り「タップで復帰」モードにしてチラチラみるくらいなら1日半〜2日くらいもちます。充電はディスプレイの裏側からマグネット給電するスタイルですが、ど真ん中にフィットさせないと充電できないのはちょっと困惑しました。


機能面もデザインもカバーしたRiley Touch Screen、私がゲットしたブラックのモデルはかなりシンプルなので、男性でもガンガン使えると思いますよ〜!


Photo: 山本勇磨, ギズモード編集部

(とよた)