プロジェクト自体は終わりません。
最近のFacebookは、Cambridge Analyticaスキャンダルでいいニュースないなぁと思っていたところに、またちょっとネガティブな話。世界の人にインターネットを届けたいと開発していたソーラーパワーの超巨大ドローンのプロジェクト「Aquila」、断念することになりました。
Facebookのエンジニアリング担当Yael Maguire氏が、当初の巨大自社ドローンではなく、Aquilaの根幹技術に注視することになったとブログで発表。すでに、マサチューセッツ州のブリッジウォーターにあった研究施設は閉鎖、プロジェクト関係者も約16人がリストラされたといいます。
Zuckerberg’s dream: Facebook’s solar-powered drone The Aquila completes test flight https://t.co/GSb0MZeiGipic.twitter.com/Ygep8ynXaX
— The Times of London (@thetimes) June 30, 2017
↑夢を追っていた頃のFacebook。
まぁ、前から兆候はあったのですけどね。メインのエンジニアであるAndrew Cox氏がチームを去り、現場が混乱しているとか、次世代着陸システムを使う計画が頓挫しているとかさ。
しかし、何もかもが終了したわけではありません。断念したのは、あくまでも自社ドローンの開発。今後、Facebookはエアバス社など連携してAquilaプロジェクト自体は継続していきたい考え。また、2019年開催の世界無線通信会議での提案書(成層圏プラットフォーム/HAPSにおけるスペクトラルに関して)を主導するなど、政治的取り組みも続ける予定とのこと。
Image: Facebook
Source: Code, Business Insider
Tom McKay - Gizmodo US[原文]
(そうこ)