これ履いてトレイルしてみたいなぁ。
地球上で最も引っ張りに強く、熱伝導も良く、電気伝導度も高いという夢の素材、「グラフェン(graphene)」。原子1個分の厚みで鋼鉄の200倍も強いこのシート状物質を使った世界初のシューズが、いよいよ登場するようです。コンセプトとかでなく、ちゃんと販売予定なのが嬉しい。
こちらはオフロードを起源とするイギリスのシューズメーカー「inov-8(イノヴェイト)」の、Gシリーズ。プレスリリースによると、アウトソールのゴム部分にグラフェンが混入されており、グリップと耐久性が50%以上向上したとのこと。グラフェンを組み込む研究には4年もかかったとか。
ラインナップは、トレイルラン向きの「MUDCLAW G 260」、長距離向けの「TERRAULTRA G 260」、トレーニングやジムにマッチする「F-LITE G 290」の3モデル。すべてのアウトソールにグラフェンが組み込まれており、アッパーには防弾チョッキでおなじみのケブラーを使用しています。
最先端技術はいつもシューズに革新を起こしてきました。Nikeは3Dプリントを活用したり、PUMAはバイオテクノロジーをシューズに応用したり。3Dスキャンで足の形を測るデバイスなんてのも登場してるし、僕たちの体を日々支えてくれる足や靴には、惜しみないテクノロジーを注いであげたいものですね。
Gシリーズは、2018年7月12日(木)に世界同時発売。価格や注文、国内取り扱い店舗は特設ページをご覧下さい。軽くて丈夫な奇跡の素材、その履き心地やいかにッ。
Image: The Awesomer
Source: inov-8, The Awesomer, YouTube
(ヤマダユウス型)