家の中を見回して、自分が散らかしたものや、長年「大掃除」というものを無視してきたせいで溜まってしまったものを眺めながら、「これはプロの手が必要だ」と思うときがあるのではありませんか?

ここでは、そこまでの事態に至らないための方法をお教えします。

上から下へ掃除する

Burke氏はメールで、人はたいてい目の届く高さまでしか掃除しないので、家の中は、180センチくらいの高さまでの汚れは「そこそこ」だけれど、それより高くなると「おばあちゃんの家の地下室」のようだと書いています。隅々まできれいにしようとしているなら、重力のことを考えて、できるだけ高いところからはじめましょう。

「まずは、天井のファンや棚の上を掃除しましょう」とBurke氏は書いています。

それから徐々に、低いところへ移ります。そうしないと、掃除したばかりの場所に、埃や汚れが落ちてくるかもしれません。当たり前のことに思えますが、これをやっていない人がどんなに多いかを知ったら驚きますよ。

こまめな掃除が役に立つ

Leal氏が米Lifehackerに語ったところによると、ある得意客は基本的に「家を美しく保つための掃除」を頼んでくるのだそうです。Leal氏は、掃除機をかけ、埃をはらい、浴室を磨きます。毎週通っているので、極端に汚れてしまうことにはなりませんから、素早く終わります。週に1時間を美化に充てる。それだけで、非常に簡単に、家を美しく保つことができます。

Burke氏も同じ意見です。多くの顧客は作業時間(すなわちコスト)を気にすることが多いといいます。家の中やトイレのちょっとした掃除は自分でやりましょう。

ときどきちょっとブラシでこするだけです。半年ごとに業者にお金を払って、便器にこびりついてしまった汚れをこそげ落としてもらうよりいいでしょう。

消耗品を用意しておく

顧客が「ある」と言っているのに、実は掃除に必要なものが全部揃っておらず、問題になることがよくあるとLeal氏は言います。顧客には好みの製品があるのですが、実際には持っていないというケースです。

「顧客の家に行ったのに、準備ができていないとなると、時間がかかってしまいます」とLeal氏は述べます。

さあモップをかけよう、というときになって、「Mr. Clean(洗剤)」が切れていたら、どれだけ時間がかかるか考えてみてください。テレビを見ているほうがよさそうですよね。

良い香りのする洗剤など自分の好きな掃除製品を選ぶのも、自分で定期的に掃除をするための1つの方法です。掃除を終えたときに、家中に中学校のカフェテリアのような臭いが充満していたら、さらにやる気が失われるでしょう。買い物リストには、ポテトチップだけでなく、自分の好きな洗剤も書き加えておき、チェックして買い忘れないようにしましょう。

計画を立てる

毎週少しずつ掃除するのはいいことですが、準備をして計画を立てると状況はさらにうよくなります。

「家の掃除や清掃という仕事は、単調で面白くない仕事だと思われています。けれども、きちんとやると体力的にきつい仕事ですし、真面目に計画を立てる必要があります」とBurke氏は言います。

戦略を立てましょう。「Risk(陣取りボードゲーム)」をやっていると考えればいいのです。ただし陣地ではなく、きれいにすることを競うゲームです。

冷蔵庫や本棚のような、家全体に薄暗い印象をもたらしているかもしれない大型家具の後ろには、たとえ見えなくても、何かがあると覚えておきましょう。Burkeさんは、すべての家具を動かして壁から離し、家具の後ろも掃除することをすすめています。

最後にアドバイスをもうひとつ。いよいよとなったら、たまにはプロを雇って大掃除してもらうのもいいでしょう。


Image: Drpixel/Shutterstock.com

Aimee Lutkin - Lifehacker US[原文