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「iTunesを使った管理が意外と面倒くさい」という人に最適な「DearMob iPhoneマネージャー」機能まとめレビュー、写真転送・音楽管理・バックアップなどが簡単


iPhoneやiPad、iPodなどiOS端末を使っている人からよく聞くのが「iTunesを使った管理が意外と面倒くさい」という声。確かにiTunesは直感的に使うUIが整っているとは言い難く、写真やアドレス帳を整理したくても「どこからデータをコピーすればいいのか」や「PCのどこにデータが保存されているのか」などの内容が把握しにくいために、「もういいや」と諦めてしまった人も多いはず。そんな問題を解消し、わかりやすいアイコン表示と操作で誰にでもわかりやすくiOS端末のデータを管理して活用できるソフトが「DearMob iPhoneマネージャー」です。

【公式】DearMob iPhoneマネージャー - iPhoneのデータをバックアップ・復元・転送・管理できるソフト
https://www.5kplayer.com/iphone-manager-jp/index.htm


◆DearMob iPhoneマネージャーでできること
DearMob iPhoneマネージャー(以降「DearMob」と表記)はiPhoneなどのiOS端末のバックアップ用ソフトで、iPhoneを丸ごとバックアップしたり、音楽データや動画データ、音声ファイルにアドレス帳のデータなど個別のデータを選んでバックアップしたり、編集したりできるソフト。「写真転送」「音楽管理」「ビデオ」「バックアップ」など合計15種類の機能を備え、端末内のほぼ全てのデータにアクセスして操作や編集を行うことができます。


◆DearMobのインストール
DearMobは
Windows版Mac版があり、それぞれのリンクからインストーラーをダウンロードすることができるほか、公式サイトの「無料ダウンロード」からゲットすることも可能。今回はWindows版とMac版の両方を使ってみます。


ダウンロードが完了し、Windows版の場合はexeファイルをクリックするとインストールが始まります。


「インストール」をクリック。これだけでインストールが完了します。


インストールが完了し、iPhoneをPCに接続してDearMobを立ち上げると、以下のようなホーム画面が表示されました。画面にはDearMobで使える機能がアイコンで表示されており、全ての機能に直接アクセスすることが可能。特に使用頻度が高そうな「写真転送」「音楽管理」「ビデオ」「バックアップ」「ファイル」の5つの機能がドーンと大きく表示されているほか、その下にも「連絡先」や「電子書籍」「アプリ」「カレンダー」「USBメモリー」など、iPhoneの機能をフルに活用できる機能が並んでいます。


メニュー画面の上部には、バッテリー残量や端末名・ストレージ容量・iOSのバージョンなどの情報が表示されています。さらに、ハンバーガーアイコン(メニューアイコン)をクリックすると、「デバイス情報」が表示され、端末の詳細な情報を確認することができます。


意外と役に立ちそうなのが、画面左上のバッテリー残量アイコンをクリックしたときに表示される「バッテリー情報」の画面。単なるバッテリー残量だけではなく、初期状態のバッテリー残量や現時点での実際の残量、そして新品状態からの充電回数を確認することができます。


◆DearMobの機能その1:端末内の「写真ファイル」を管理する方法
DearMobには約15種類の機能が備わっていますが、メニュー画面に大きく表示されている5つの機能がメイン。まずは、iPhoneユーザーの多くが悩まされているであろう、写真の管理をできる「写真転送」から使ってみます。アイコンをクリックすると、端末内の画像の読み込みが始まります。


読み込みが完了すると、iPhoneの中に保存されている写真の一覧画面が表示されました。画面左下を見ればわかるように、この端末には1万枚以上の写真が保存されていますが、初期ロードにかかった時間はわずか5秒程度と非常に高速。ここでは、iOS 11からサポートされた高圧縮画像ファイルフォーマット「HEIC」で作成されたファイルもプレビューできるようになっています。


「写真転送」では、端末の中に入っている写真をエクスポートしてPCに保存することができます。エクスポートしたい写真をクリックしてチェックを入れ、「エクスポート」をクリックするだけで、欲しい写真だけをPCにサクッとコピーすることが可能で、あとはSNSに投稿したり、高機能な画像レタッチソフトでクオリティをアップしたりすることができます。


なお、エクスポートの際にはHEIC画像をそのままエクスポートするか、JPG画像に変換してエクスポートするかを選ぶことが可能なので、あらゆるケースに対応できるようになっています。


写真は、パスワード付きで暗号化してエクスポートすることも可能。「エクスポートを暗号化」にチェックを入れ、確認事項をチェックしてパスワードを設定して最後に「OK」をクリックすることで、エクスポートする画像を暗号化してしまい、PC上で一切閲覧できないようにしてしまうことができます。暗号化した写真は、再びDearMobを使ってデータを復号化するまで閲覧することができないようになるので、他人の目には触れさせたくない写真があるときにお役立ち。


DearMobでは、エクスポートに加えてPCからiPhoneに写真を入れる写真追加の機能を使うこともできます。iTunesなどのソフトを使っていると意外に面倒くさいのが画像の追加ですが、DearMobではまるでUSBメモリーに画像をコピーする感覚でiPhoneに写真を入れてしまうことが可能です。


また、DearMobではPCの大きな画面でiPhone内部の画像を整理することができるのも便利なところ。画像をクリックしてチェックを入れ、画面上部の「写真削除」をクリックするだけで不要な写真を一気に削除することができるので、iPhoneの画面で1枚ずつチマチマと作業する必要がなくなります。


これらの作業は写真フォルダの左に鍵アイコンがないフォルダにおいてのみ可能なものとなっています。Windows版の場合は、iPhoneの写真が保存されているフォルダに鍵マークが表示されているので削除や追加はできません。


しかし、さすが、というべきかMac版のDearMobは、iPhoneの写真フォルダのデータを削除することができます。


なお、DearMobではこれらの作業を行っても、画面右下の「同期」をクリックするまで実際の同期が始まらないのもポイント。PC側で何かファイル操作を行う度に端末にアクセスして転送が始まる製品がある中で、DearMobでは最終的な処理を「同期」がクリックされてから実行するようにすることで、軽快な操作感を実現しています。


写真をイベントや目的ごとにまとめておく「アルバム」を簡単に作成できるのもDearMobの便利な機能の一つ。画面左側の「+」アイコンをクリックするだけで新しいアルバムを作ることができます。


◆DearMobの機能その2:端末内の「音楽ファイル」を管理する方法
DearMobでは、写真ファイルと同じように音楽ファイルを管理することも可能。メニュー画面の「音楽管理」をクリックします。


「音楽管理」の基本画面はこんな感じ。左には端末に既に入っているプレイリストが表示され、その横の大きなリストには楽曲の一覧が表示されています。


写真管理の時と同じように、「エクスポート」で音楽データを端末からPCのフォルダにエクスポートすることが可能。ちなみに、音楽ファイルは暗号化してエクスポートすることはできません。


エクスポートされたファイルは、mp3やm4a、そしてwavデータなど、端末に入っているデータそのままのフォーマットとなっていました。


音楽追加」からは、PCのローカルなどにある音楽データを端末に直接追加することが可能。これもWindowsのエクスプローラーやMacのFinderと同じ感覚で操作することができます。


編集」メニューからは、楽曲のタイトルやアーティスト名、アルバム名などの情報を自由に編集することが可能。


音楽削除」はその名の通り、端末に入っている音楽データをPC側から削除してしまうことができます。


なお、これらの操作は、楽曲名の部分にマウスオーバーすると現れる各種アイコンから実施することも可能です。


DearMobで便利な機能の一つが、音楽ファイルから着信音をカンタンに作れるというもの。ファイルにマウスオーバーした時に表示される「着信音作成」アイコンをクリックすると……


以下のような編集画面が表示され、楽曲の中から好きな部分を切り出してiPhoneの着信音にしてしまうことができます。最長で40秒までの着信音を作ることができるほか、25秒以内のファイルを作った場合はメッセージなどの通知音として使うことも可能です。


◆DearMobの機能その3:端末内の「ビデオファイル」を管理する方法
写真、音楽とくれば、やはり「ビデオ」というのが当然の流れ、ということでDearMobでは動画ファイルも同じように扱うことが可能。メニュー画面に用意されている「ビデオ」アイコンをクリックします。


端末内に保存されている動画ファイルの一覧が表示され、写真や音楽と同様に「エクスポート」「ビデオ追加」「ビデオ削除」などの操作を行うことが可能です。また、動画ファイルをエクスポートする際には、データを暗号化してからエクスポートすることが可能です。


DearMobには、iPhoneなどのiOS端末ではサポートされていない形式の動画ファイルや、1GBを超える動画ファイルのサイズを圧縮して小さくしてしまう機能が搭載されているのも便利なところ。以下の赤枠で囲ったファイルはiPhoneに取り込むためにDearMobにインポートした動画ファイルなのですが、左のファイルはiOS非対応のフォーマット、そして右側のファイルは元容量が1.14GBもあります。しかし、「サイズ削減」にチェックを入れて「変換」をクリックすると……。


数分後、両方のファイルが変換され、iPhoneに取り込めるようになりました。両ファイルとも元容量は1GB以上だったのですが、なんと58.4MBと36.5MBへと大幅に圧縮。ちなみに、元ファイルは解像度が3840×2178ピクセル@30fpsの4K動画で、変換後のファイルは解像度が1136x642ピクセル@24fpsの形式に変換されており、元ファイルから画質が落とされているとはいえ、実際にiPhoneの画面で見る上においてはそれほど画質の劣化は気になりませんでした。


さらに、旧バージョンのiOS端末で過去に撮影した動画が大きくならずに全画面再生できないという問題を解消する機能も搭載されています。これはiOS 11以前の時にカメラを縦位置にして撮影した動画を再生する際に、いくら画面を回しても小さいまま再生されてしまうという問題です。


そんな時は、DearMobの設定画面の「オプション」の項目にある「ビデオを自動的に回転する(必要な場合)」にチェックを入れておけばOK。


このようにして取り込まれた動画ファイルは、以下のように90度回転した全画面再生になります。


なお、「写真ファイル」のところで述べたのと同じように、「ビデオファイル」の項目でもWindows版ではファイルの削除ができない一方で、Mac版はその両方が可能であるなど、Windows版とMac版では細かな違いが存在しています。


◆DearMobの機能その4:端末の中身をまるごと「バックアップ」する方法
iPhoneを修理に出すときなどに、ふと困ることがあるのが「あれ、この端末ってバックアップとってあったっけ?」という事態。DearMobでは、端末をケーブルでつないで「バックアップ」をクリックするだけで簡単にバックアップを取ることが可能です。


実際にバックアップをとる手順は、「バックアップ」のボタンをクリックするだけ。この時、端末の中身を暗号化することができるので、よほどの「こだわり」がない場合は暗号化をオンにしておくことをオススメします。


実際にバックアップを取ってみたところ、容量64GB(使用容量約62GB)のiPhoneをバックアップするのに要した時間は30分で、バックアップされたファイルのサイズは33.14GBでした。


バックアップしたデータから、端末を復元することも可能。リストに表示されたバックアップデータを選び、「今すぐ復元」をクリックすると端末を復元することができます。


◆DearMobの機能その5:端末内の各種ファイルを管理する方法
端末でアプリを使っていると、端末の中にはいろいろなファイルが保存されます。そんなファイルを管理できるのが「ファイル」です。アイコンをクリックすると……


端末内にファイルを保存しているアプリの一覧が表示されました。左端のボックスにチェックを入れて「エクスポート」をクリックすることで、ファイルをPCにエクスポートすることができます。


ファイルはアプリ単位でフォルダに分けてエクスポートされ……


その中に個別のファイルが保存されます。ちなみにこの画面はFirefoxアプリのファイルの様子です。


また、端末内の各アプリのフォルダ内のデータを操作することも可能。ファイル追加やフォルダの追加、エクスポート、名前の変更、ファイルの削除など、普通はiTunesを使っていても不可能なファイル操作を行うことができました。


◆その他の機能も使ってみた
ここまでの5つの機能の他にも、DearMobではさまざまな機能を利用することが可能です。ここでは特に使用頻度の比較的高そうな「連絡先」「アプリ」「カレンダー」「USBメモリー」を見てみます。


「連絡先」は、端末の中に保存されている連絡先のデータを参照・編集できる画面。画面左には保存されている連絡先のリスト、そして右側には個別の連絡先のデータが表示されます。


また、連絡先のデータをVCF・PDF・TXT・HTMLの各フォーマットでエクスポートすることができるので、データのやり取りに役立てることができます。


連絡先のデータは、以下のように各項目を変更して保存し、「同期」をクリックすることで端末に反映させることが可能。この操作に慣れてしまうと、もはやiPhoneで連絡先を編集しようという気になりません


実は便利なのが、「連絡先を統合する」という機能。PCやスマートフォンを長く使っていると、同じ相手なのにメールアドレスや電話番号が複数の登録に重複してしまっていることも多いはず。「連絡先を統合する」を使うと、そのような登録を統合して一つにまとめてしまうことができます。


以下の画面のように、同じアドレスや電話番号であるにもかかわらず、違う名前で別個に登録され、しかも名称でソートした時に遠いところに並ぶために重複に気づかないことはよくあるもの。DearMobでは、そんな無駄な登録をサクッと整理してしまうことができて便利です。


「アプリ」では、端末にインストールされているアプリのデータに直接アクセスすることが可能なほか、アプリのインストールやアンインストール、ファイル共有などの操作を行うことができます。


アプリが持っているデータを直接見に行くことができることにはメリットがあります。例えば、iPhoneカメラの手ブレを驚くほど補正してくれるカメラアプリ「Steady」は、通常だと補整後のデータしかエクスポートできないのですが、DearMobを使うと補正前の生データを端末から吸い出すことができました。


「カレンダー」は、端末内のiCloudのカレンダーデータを管理し、エクスポート・インポート・追加・削除などの操作を行うことが可能です。


各予定にチェックを入れ、「エクスポート」をクリックすると、PCにカレンダーのデータ(.plist)が保存されました。逆に、「インポート」からカレンダーのデータを端末に書き込むことも可能です。


ただし、iCloudカレンダー機能がオンになっている場合は端末のデータを読み出せないので、以下のような手順で一度iCloudの設定をオフにしておく必要があります。


「USBメモリー」は、DearMob経由でデータを書き込むことで端末をUSBメモリーの代わりに使えるようにしてしまうという便利な機能。移動させたいファイルや保管しておきたいファイルをポイポイと放り込むことで、端末をストレージデバイスとして使えるようになります。ファイルの追加だけでなく、フォルダを作って管理したり、ファイル名を変更したりなど、一通りの操作が行えるようにもなっています。


◆まとめ
このように、DearMob iPhoneマネージャーはiTunesだと少し面倒な端末のデータ管理を直感的な操作で行うことを可能にしているソフトでした。iOS端末の場合はPCからアクセスできるデータが制限されているため、Lightningケーブルで接続しても抜き出せるのは写真のデータぐらいですが、DearMob iPhoneマネージャーを経由することでほぼ全てのデータに自由自在にアクセスして操作することができるというのが最大のメリットといえそう。特に、音楽やムービーのデータを直接読み書きできるのは、普段から端末を音楽/ムービープレーヤーとして利用している人には非常に便利な機能です。実際に今回レビューを担当した編集部員も、これまではiTunesを使っていましたが、DearMob iPhoneマネージャーの直感的な使い心地に慣れてしまうと、「もう、こっちでいいか」と思ってしまったほど。

冒頭で述べたように、DearMob iPhoneマネージャーはWindows版Mac版があり、無料の体験版を以下の公式サイトからダウンロードして使ってみることが可能。ただし体験版ではバックアップと復元機能が利用できなかったり、インポートやエクスポートの転送回数に限りがあったりと、いくつかの制限が加えられており、機能をフルに利用するためには正規版ソフトを購入すればOK。通常価格は税抜8200円となっていますが、GIGAZINE読者であれば「GIGAZINEコラボ記念特価」としていつでも最安値で購入することができます。なお、記事掲載時点では約55%オフの3680円となっています。

【公式】DearMob iPhoneマネージャー - iPhoneのデータをバックアップ・復元・転送・管理できるソフト
https://www.5kplayer.com/iphone-manager-jp/index.htm

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in レビュー,   モバイル,   ソフトウェア,   広告, Posted by darkhorse_log

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