本屋が消えていくように、ドラッグストアも消えていくんでしょうか…。
先週、米Amazonは処方薬のインターネット販売会社PillPackを買収すると発表。ついにポチっと処方薬を買えるようになるかもしれません。
処方箋なしの薬に関しては、すでに米アマゾンで販売されていますが、処方薬のネット販売会社を買収ということは、医薬品業界に参入ということになります。PillPackは、処方箋に応じて薬を毎回飲む分ごと小分けにしたものを、毎月配送してくれるというステキなサービス。
米Amazonは声明を発表しています。
PillPackのビジョンチームは、薬局での経験の考察とテクノロジーを上手に融合させています。PillPackは顧客の生活をよりよくすることに努めており、我々は彼らが引き続き、みなさんの手間を省いたり、生活を健康的にすることのお手伝いをできればと思っています。顧客のために一緒になにができるかが楽しみです。
米AmazonとPillPackがこれから一緒になにをして行くかというのは、まだ明らかにされていません。買収金額は約10億ドル(約1100億円)とも伝えられています。米Amazonは医薬品業界への参入をずっと考えていたようで、去年買収の噂が立ったことも。そしてついに実現、ということですね。
米Amazonは去年の10月にすでにニュージャージ州、コネチカット州、ネバダ州を含む12州での処方箋薬通販ライセンスを取得しています。さてさて、これからどうなるのでしょう。街からだんだんドラッグストアが消えていってしまうのでしょうか。
Image: Sherry Yates Young/Shutterstock.com
Source: CNBC
Sidney Fussell - Gizmodo US[原文]
(岩田リョウコ)