史上初のベスト8入りを目指した日本が、FIFAランク3位の強豪ベルギーに2-3で逆転負けし、敗退した。

 試合後、日本サッカー協会の田嶋幸三会長は目を真っ赤にして取材エリアにあらわれ、西野監督、選手をねぎらい、先人たちの積み重ねにも感謝した。

 驚くような勝負強さを発揮し、短期間で一気にチームをまとめ、一定の結果を出した西野朗監督(63)は、4月に技術委員長から急きょ監督に就任。任期はW杯までだった。

 指揮官の去就について質問を受けた田嶋会長は「素晴らしい手腕を発揮してくださった。彼に監督を任せ、そして信じて良かったと思っております」としたが、今後については「終わってからしっかり考えたいと思います」「これはまず、技術委員会でしっかり話し合ってもらうことだと思っています。この大会の内容、西野さんの采配等、ふまえて、しっかりと考えてもらいたいと思っています」とした。