次世代の『大神』にこの技術を採用してみては?
マシン・ラーニングで人工知能にあらゆることを学習させ、現代アートを自動生成したり、宇宙人の探索に乗り出したり、映像内の人の表情を自在に操ったりできる時代になりました。
そして今度は、エディンバラ大学からAIが3DCGの狼をリアルタイムに動かす「Mode-Adaptive Neural Networks for Quadruped Motion Control」という新技術が誕生。
歩く、走る、伏せ、お座りやジャンプ、方向転換などのアクションを学習させ、CGの狼が本物さながらの動きを見せるのです。
指示した通りのアクションをこなし、決められた道に沿って歩く狼。思わず萌えてきますね。
映像表現にはUnity 3Dエンジンと、言語処理や顔認識などに強いディープラーニング・多層ニューラルネットワークライブラリ「Google TensorFlow」が使われています。彼らが生み出した方法には、四足獣の重心移動や次の動きへの予測なども採用されているため、従来のニューラル・ネットワークより自然な動きで狼を動かすことが可能になっています。なので坂道やデコボコな悪路でも、しなやかな動きを見せてくれるのです。
利用目的は、主にゲームや映画だそうなのですが、AR越しにペットとして飼えたら楽しいでしょうね。懐かしの『たまごっち』のように飼うでも良し、『ポストペット』よろしくEメールを配達してくれるのもナイスです。
この技術は、8月にバンクーバーで開催されるCGの祭典「SIGGRAPH 2018」に出品されるとのこと。ほかにもロボット・アームで台座を動かす3Dプリンターや、透明の敵と戦うARシューティングゲームなども発表される予定となっています。
ロボット犬も楽しみだな〜。