Siriちゃん、イギリス国防大臣のスピーチ中に勘違いでヤジを飛ばしてしまう

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Siriちゃん、イギリス国防大臣のスピーチ中に勘違いでヤジを飛ばしてしまう
Image: BBC

こういうときって電源オフにしないの?

イギリスの貴族院議員で、国防大臣のギャビン・ウィリアムソン。彼が庶民院議会の場で行ったスピーチの最中、ヤジが飛んできたのですが……それは人間からではなく、iPhoneの音声アシスタントSiriからだった! という珍事件が起こりました。

彼は中東のイスラム過激派組織ISISについて話していた最中で、「シリア」と国の名前を発しました。そしてその瞬間、Siriが自分の名前を呼ばれたと勘違いして起動してしまったのです。

Video: Guardian News /YouTube

大臣いわく「まさか自分の携帯電話にヤジられるだなんて、非常に珍しいことですが」なんてジョークで流しています。でももしこれが日本の国会だった、紛糾モノでしょうねぇ。

とはいえ、ウィリアムソン議員は国防大臣です。スマートフォンが国家機密を密かに盗み聞きしている可能性だってあろうに、ちょっと注意が足らなかったと言われてもおかしくな状況ですよね。

イマドキは学校でも、子供たちが携帯電話の電源を切るのは当たり前。ですがイギリスの議会では、そういうルールがないのでしょうか? 今回はジョークで済まされているものの、テクノロジーの急激な進化に、人間もどんどん適応していかないといけないなぁと思わされる出来事でした。


Image: BBC
Source: YouTube via BBC
Sam Rutherford - Gizmodo US[原文

岡本玄介