だんだんと完成するOS?
Google(グーグル)が目下開発中の新OS「Fuchsia(フューシャ)」。独自カーネルを採用してモバイルとデスクトップの両方(&その他)に対応する意欲的なOSですが、そのFuchsiaでどうやら「YouTubeプレーヤー」のアプリが開発されているようなんです。
今回の情報は、Google社員のラリー・ランドリー(Larry Landry)氏が「Tic-Tac-Toe」というデモゲームに関する投稿をした際に発覚しました。上のように、そのコードの中には「youtube」「youtube_player」などの文字が存在していることがわかります。
残念ながらこの情報からは、Fuchsia版のYouTubeアプリが実際に投入されるのか、あるいはどのような見た目や機能になるのかについて断言することはできません。Fuchsiaでは特徴的なカード型インターフェイスが採用されており、そのYouTubeアプリもあっさりとした外観になる…のかもしれません。
Fuchsiaは上記のように、Google独自開発のマイクロカーネル「Magenta」を採用しています。これが、LinuxがベースとなるAndroid OSやChrome OSとは大きく異なる点です。もしかしたら将来的に、FuchsiaはGoogleのOSラインナップを統合するようなプラットフォームに成長するのかもしれません。
そうそう、Fuchsiaはこちらのデモページからウェブ上でも体験できます。Googleが開発を進める新OSの姿を、ちょっと体験してみるのも面白そうです。
発音が「フクシア」じゃないのは驚き。
Image: Wikimedia Commons(1, 2), 9to5Google
Source: 9to5Google
(塚本直樹)