透視の魔眼ごっこができる……!
スマート家電の次のステップはまだ明示されていませんが、先日公開されたアプリ「Smart AR Home」は、ひとつの可能性を示してくれるかもしれません。これはAR調光とでもいいますか、AR上でIoT家電をコントロールできるアプリなんです。
こんな風に、ARカメラ越しにスマート照明を操作できるんですね。ただ、これだけだと「普通にアプリで照明操作するのと同じじゃん」って思いません? わざわざAR上で触る意味とは?
Smart AR Homeの面白いところは、現実のスイッチやオブジェクトをARスイッチ化させる点にあります。カメラで読み取った場所に対してARスイッチを設置できるので、IoT的な操作というよりも、バーチャルのスイッチを操作する感覚なワケです。もちろん、アプリを閉じてもスイッチの場所は生きてます。
こちらはフィリップスのスマート照明「Hue」にARスイッチを設置している様子。照明にダイレクトにARスイッチを設置しているので、ある意味で直感的というか、目視できるのが良さげ。こういうの、スマートグラスだとより活用できそうですね。
アプリ内では3Dビューができるので、設置したARスイッチを透視するようにコントロールできます。ちょっとしたロマン要素ですけど、スマート家電ごとにアプリを使い分けなくてよくなるというのは利点。現段階では、「Hue」とサムスンの「SmartThings」の2つのスマートシステムに対応していて、今後増えていくとのこと。
スマート家電持ってないよ!という人でも大丈夫。ARスイッチを体験できるデモ機能も搭載されているので、新世代IoT感をぜひお試しあれ。
Image: VRScout
Source: VRScout, AppStore, YouTube(1, 2)
(ヤマダユウス型)