急な雨のときに、折りたたみ傘をカバンに入れておいてよかったと思うことはよくありますよね。
でも、折りたたみ傘で困ることといえば、折りたたむときに手がビショビショになること。そこで、折りたたむときに手が濡れないという折りたたみ傘、UVIONの『NSM(ニュースーパーミニ)』を実際に使ってみましたので、ご紹介します。
普通の折りたたみ傘は折りたたむときに濡れている側が外側になるように折れますが、『NSM』は内側に折れるようになっています。このため、手が濡れずにすむというわけです。
電車の中でも、濡れないし、濡らさない
満員電車に乗るときに、濡れた傘が隣の人や前の席に座った人の膝にあたって濡らしてしまうといった気がかりも軽減。
また、傘布はかなり柔らかいので、電車に乗るときのように一時的にたたみたいとき、両手を使わなくても片手でくるっとバンドをまわして楽にとめられます。
気になる撥水具合は?
ただ、傘布が柔らかい分ハリ感が少ないので、撥水は弱く感じました。もちろん撥水加工はされているので、このように雨水は水滴になります。
しかし、水をふりはらってたたむときに、水滴がばっと落ちるまではいきませんでした。特に傘のトップに近い、骨が細かく折りたたまれる部分にはかなり水滴が残ります。
水を落とそうとバサバサやると、外側になったせっかくの濡れていない面が、かえって飛ばした水で濡れてしまうので、あまりふらない方がいいかもしれません。
109g!すごく軽い!
また、折りたたみ傘はカバンに入れっぱなしのことも多いので、できるだけ重量が負担にならないものを選びたいですよね。『NSM』は袋を含めた重さは109gと薄めの文庫本程度。実感としても、とても軽いです。
標準的な傘は親骨が6本ですが、『NSM』は5本。航空機などでも採用されている国産カーボンを使用しているそう。カーボンの強度は鉄骨の2倍とのことで、折れにくそうな親骨ですが、やはり標準的な親骨6本タイプに比べると、強風のときにやや心もとないのは否めません。
また、親骨間の布面積が広いぶん、折り目の形が乱れてしわになりやすい点も軽さとトレードオフになっていると感じました。
気になる価格は? どこで買えるの?
とはいえ、傘の大きさは親骨の長さ52cm、開くと直径が約90cmと、この重量にしては十分なサイズだと思います。通勤途中の雨や、買い物なんかで屋根の間をちょっと移動するときのような、ちょいさし用途には最適ではないでしょうか。
『NSM』は、全国の東急ハンズやロフト、京王アートマンの一部店舗にて2,700円+税で発売されていますので、手が濡れにくい軽量傘をお探しの方はぜひ。
Photo: ライフハッカー[日本版]編集部, 山田 洋路
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