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Facebook、アメリカ合衆国独立宣言をヘイトスピーチと間違えてブロック 95

ストーリー by headless
独立 部門より
7月4日の米独立記念日を祝い、テキサス州のローカル新聞 The Vindicatorがアメリカ合衆国独立宣言の文書をFacebookに投稿したところ、ヘイトスピーチとしてブロックされてしまったそうだ(The Vindicatorの記事Neowinの記事The Next Webの記事)。

The Vindicatorは独立宣言を読みやすくするため12パートに分割し、6月23日から7月4日まで毎朝1パートが掲載されるようスケジュールしていたという。しかし2日の朝にパート10が掲載されることはなく、その代わりにFacebookから投稿の内容がヘイトスピーチを禁じたコミュニティ規則に反するといった通知を受け取ることになる。

ただし、通知には「以下の投稿」と記載されているのみで、どの投稿なのか明記されていなかったそうだ。そのため、The Vindicatorの編集者がFacebookページを確認したところ、パート10が見当たらないことに気付く。パート10はヘイトスピーチと判断されそうな「Indian Savages」という表現を含む。242年前にこの文章を書いたトーマス・ジェファーソンが「Native Americans」などという言葉を使うわけもないが、機械的なチェックでブロックされてしまったとみられる。

Facebookは4月、投稿削除への異議申立を可能にする計画を明らかにしているが、The Vindicatorが受けた通知にはそのようなリンクは用意されておらず、担当者の連絡先なども記載されていなかったという。そこでフィードバック機能を利用して連絡したところ、7月3日夜になって投稿は復元され、Facebookからコミュニティ規則に反していない投稿を誤って削除したなどと謝罪する電子メールが届いたそうだ。
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2018年07月07日 18時10分 (#3439018)

    「大きな森の小さな家(原題:Little House in the Big Woods, 1932)」は、ローラ・インガルス・ワイルダーよる小説シリーズ。児童書。
    作者の半自叙伝でもあり、西部開拓時代のアメリカを舞台にしており、NBC『大草原の小さな家(Little House on the Prairie)』としてテレビシリーズ化、
    日本でもNHKで放送され大人気となった。

    作中当時の欧米は白人至上主義が宗教政治ともに確立し、ネイティブアメリカンが動物以下の扱いであり、列強は奴隷制度最盛期を迎え、
    アメリカ大陸の開拓民もゴールドラッシュと大規模な奴隷制度による苛烈な荘園運営に乗り出し列強へ肩を並べ始めた時期であった。
    これらは全て背景として正しく史実であり、また当時の常識でもあったが、
    米国図書館協会は「多くの読者を深く傷つけてきた」と述べ、ヘイト文学として児童文学賞からワイルダーを除名することを発表した。

    https://www.bbc.com/news/world-us-canada-44604844 [bbc.com]

    • ちなみにノーベル賞は、絶対に撤回しないみたいですね。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      突然ですが、2100年からお邪魔します。
      グーグル様に見つからないうちにさっと書いて終わりにしますが、
      こちらでは、あのアメリカに住む色の黒い人たちをご主人様と言うことになっています。
      昔は二グロ、黒人、アフリカ系アメリカ人などと言う言い方が有ったそうですが、こうなりました。
      このような動きに反対をs

    • by Anonymous Coward

      同じ理由で、今は市民が大名や将軍へ土下座するシーンは新規にテレビで撮れないとか。
      なので軽くお辞儀だけしたり、膝をつくだけの叙勲風にするそうです。

      • 大名行列で「下に下に」と言ったのは将軍家と御三家のみ。土下座も将軍や御三家当主の乗った籠が通る時だけで良かった。他の大名の掛け声は「片寄れ片寄れ」とか「避けい避けい」とかで、通行人は脇に避けるだけで良かった。むしろ大名行列は庶民の娯楽で、見物にみんな集まった。単に時代考証が正確になっただけです。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        藩主と相撲とっちゃう現行大河ドラマでも普通に土下座してたような気がしますが

    • 本件のfacebookにしろ図書館協会にしろ、焚書坑儒が余りにもカジュアルに実施されている事は大いなる恐怖を感じざるを得ない。

      「私たちは正義、善人」とひとたび信じれば多くの暴虐が罷り通る。

      SJWは某SAと本質的に同一。

    • by Anonymous Coward

      名称変更は妥当な判断です。自分が被害者でないからそう思わないだけ。

      • by Anonymous Coward

        被害者も加害者もみんな死んでるじゃん。
        子孫っていうなら、日本の第二次世界大戦を扱った作品は日本人の手によるものでも、JAPとか平気で言ってる。
        ハルゼーの「kill the Jap,kill the Jap,kill the more Jap」なんて、日本人を殺せ、日本人を殺せ、もっと日本人を殺せにするか、そもそも発言自体が消されそうだな。
        そして、アメリカ以外の国では、別にJAPは蔑称ではないという話もある。

        • by Anonymous Coward

          にっぷすのほうがべつしょうなんで

  • by Anonymous Coward on 2018年07月07日 20時50分 (#3439087)

    ただ学が足りないだけだ。
    #大体親のせい。

  • by Anonymous Coward on 2018年07月07日 17時22分 (#3438997)

    現状「Indian Savages」がヘイトスピーチと判断されるなら、独立宣言もヘイトスピーチとして取り扱えばいい。
    歴史的なものだから許容するというのは許されるのか?
    許されるなら、その程度で「ヘイトスピーチ」とかほざいているのか?

    • by Anonymous Coward on 2018年07月07日 17時42分 (#3439007)

      今と当時では価値観が違うのだから、対応が違って当然では?

      文学作品などは、それこそ今でいう差別用語に当たるような言葉がいっぱいありますが、当時はそれが当たり前だったのですから、それでいいと思います。
      たぶん再放送などでも「作品のオリジナリティを尊重するため、そのまま放送しています」みたいなのが出ると思いますが、再放送のたぐいはそうしてほしいです。
      制作者の著作者人格権を侵害しないようにすれば、改変はマズいと思います。
      まだテレビを見ていた時に、「アルプスの少女ハイジ」の再放送( 2000 年代)で音声がブツブツ切れるなと思ったら、おそらく「召使い」か「女中」という言葉のところを無音にしていたようで、わけがわからなかった覚えがあります。

      発表時に問題がなかったものは、時間が経っても、その時はそうだったということで禁止されないことを願います。

      親コメント
      • Facebookへの投稿でも独立記念日お祝い一色でなく、インディアンを野蛮人とみなし追い散らして建国した歴史にまで触れて独立宣言を引用してればご立派でしたね

        親コメント
      • >おそらく「召使い」か「女中」という言葉のところを無音に

        「下女」かもしれないですね、あるいは。

        >時間が経っても、その時はそうだったということで禁止されないことを願います。

        そうであって欲しいですね。
        手塚治虫や白土三平ほかマンガの単行本、全集本などでは巻末に
        「その時はそうだった」に相当する断り書きを入れて成り立たせている。

        権利者が多いのか大物過ぎるのか対立者との調停が至難なのか理由はさておき
        放送された著作物?はその辺ダイナミックな方針変更が見当たらない感じ。
        そもそもいつの時期からそういう扱いでブツ切り音声化させられたんだろ?
        (誰によって?)

        • by Anonymous Coward on 2018年07月07日 23時24分 (#3439131)

          >手塚治虫や白土三平ほかマンガの単行本、全集本などでは巻末に
          >「その時はそうだった」に相当する断り書きを入れて成り立たせている。

          漱石の「坑夫」でも、不出来なサツマイモを「芋中の穢多」と表現している箇所がながらく伏字にされていましたが、近年は伏せないものも出てきているようですね。

          親コメント
      • by Anonymous Coward

        > 今と当時では価値観が違うのだから、対応が違って当然では?

        今アメリカでは、当時の価値観を認めない人(歴史修正主義者)が増加していて、大きな対立になっている。

        例えば南北戦争における南軍側の英雄を「奴隷制度支持者」「非人道主義者」として
        非難し排斥する動きが活発化し、地元や歴史保護者と対立し大統領選にも影響した。

        トランプ米大統領、南軍兵士像撤去に反対 共和党内からは批判
        https://jp.reuters.com/article/trump-statue-idJPKCN1AY023 [reuters.com]

        • by Anonymous Coward on 2018年07月07日 20時56分 (#3439090)

          > 今アメリカでは、当時の価値観を認めない人(歴史修正主義者)が増加していて

          歴史修正主義 [wikipedia.org]というのは当時の価値観を巡る問題ではなく、主として現在の我々の事実認識を巡る問題です。
          (例えば、ホロコーストの事実自体を否定したりするような)
          背後に歴史観が存在するのは否定しませんが主戦場は事実認識のレベルですね。
          政治用語として使われる場合でも差別主義者を英雄視するような人たちを揶揄する用語です。
          何かとんでもない誤解をなさっているのではないでしょうか。

          親コメント
      • by Anonymous Coward

        >発表時に問題がなかったものは、時間が経っても、その時はそうだったということで禁止されないことを願います。
        児ポ写真集とかもですかね。

    • by Anonymous Coward on 2018年07月07日 17時36分 (#3439003)

      そんなことしたら聖書が発禁になってしまいます!

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        昔は黒人やインディアンには魂がないから結婚は出来ないし、奴隷にしてもOKみたいな解釈でしたからね。

        • by Anonymous Coward

          推理小説を書く際のルールの一つであるノックスの十戒には、
          5.中国人を登場させてはならない
          というのがある。

          これは中国人差別というよりは、この十戒が登場した時代の小説に出てくる中国人は現実の中国人と違い、怪人扱いだったかららしい。
          日本人はみんなニンジャみたいな感じだろうか。

          • by Anonymous Coward on 2018年07月07日 18時24分 (#3439026)

            > これは中国人差別というよりは、この十戒が登場した時代の小説に出てくる中国人は現実の中国人と違い、怪人扱いだったかららしい。

            そうではなくて、当時は特殊な手品や能力(含妖術)を持つ人物を「中国人(チャイニー)」と俗称した。
            なので、ここでいう「中国人」とは、国籍や人種の意味ではなく、一般に想像できない特殊能力を持つ人物を登場させるなという事。

            親コメント
            • by Anonymous Coward on 2018年07月07日 19時18分 (#3439047)

              なぜかこの話は間違えて理解している人が多いみたいですよね。
              https://en.wikipedia.org/wiki/Golden_Age_of_Detective_Fiction#cite_note-5 [wikipedia.org]
              >The "No Chinaman rule" was a reaction to, and criticism of, racial cliches prevalent in 1920s English writing.
              和訳はこのカキコミにありました。
              https://srad.jp/comment/3421998 [srad.jp]
              >「ノー・チャイナマン・ルール」は人種を利用した筋書きが1920年代英国の書物で流行していることへの反応・批判である。

              つまり、#3439026 も #3439016 も正しくなくて、人種の話です。

              親コメント
              • by Anonymous Coward

                間違いと言うか、「沈黙は金」みたいに新解釈が横行し、そちらが定着したケースでは?

              • by Anonymous Coward

                最近になって新解釈を必死に広めてる連中がいるようですがw
                定着したの?

            • by Anonymous Coward

              つまり今風に言うと、「宇宙人、未来人、異世界人、超能力者を登場させてはならない」といった感じか。

        • by Anonymous Coward

          というより、異教徒あるいは多神論やアニミズム崇拝者は人間未満の何ものかであるという発想で、このよくない点はイスラム教も同様です。
          多神論者(神社にも寺にも教会にも平気で世話になる日本人の多くがそうだと思われるが)は人間扱いしなくていいんだという話。
          だから宣教師は、人間未満のあなたがたを人間にしてあげるんだという迷惑千万な態度で宗教勧誘したんですね。

          逆に、信者は神の前で全て平等だという強固な信念が市民革命を後押ししたりもします。

      • by Anonymous Coward

        コーランなんか100%アウトですね。普通に民族差別が書かれているので。

        • by Anonymous Coward

          あれはアラビア語を特別視することはあっても、特定の民族を特別視はしてなかったぞ。
          あえてムスリムで民族差別を挙げるなら、ユダヤ人を特別扱いする旧約を聖典に含めてること位じゃないか?

    • by Anonymous Coward on 2018年07月07日 17時37分 (#3439004)

      最初にヘイトしたのはアメリカに移住した人たちっしょ、そもそも

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        まずはネイティブアメリカに土地を返すところから始めるべきだよな。

    • by Anonymous Coward on 2018年07月07日 17時37分 (#3439005)

      許されない、という議論もあるらしく、「ローラ・インガルス・ワイルダー賞」が、「児童文学遺産賞」と改称された模様です。
      https://www.j-cast.com/2018/06/26332246.html [j-cast.com]

      # 彼女の作品には米国先住民への偏見たっぷりな白人が登場して、今目線では手前勝手な理屈をほざいたりもしています。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      全くもってその通り。ポリコレ棒がどれだけイカれてるかはっきり示せばいい。

    • by Anonymous Coward

      せやかてダビデのおてぃんてぃんは陳列しても許されるやん?

    • by Anonymous Coward

      児ポ関連なんかもそうですけど、
      一時代の価値観を歴史にまで遡及適用するのは
      原理主義者の遺跡破壊と同ベクトルの愚行だと思いますね。

      「ヘイトスピーチにあたるからアウト」
      「そういう歴史的文献だからやっぱセーフ」
      矛盾してはいません。
      配信する側も、受け取る側も、横着がらずに頭を使って判断すべきことです。

    • by Anonymous Coward

      プラトン・アリストテレスの政治理論なんか完全にアウトでしょう。当時の奴隷制度前提で出来上がってるし。

      ややこしいのは、それがドイツ観念論の源流のひとつであったり、民主制に対する否定的見解であったり、
      プラトンの唱える哲人指導国家が紛れもなくナチスやソ連を想像させたりと、
      現在の問題とも関わりあっている点です。
      また、プラトンの当時にも平等主義者やまともな民主制支持者は存在したので、
      「当時の事情を反映したもの」というだけの話でもありません。

      # という話をポパーが書いていて、それなりに同調者がおり、プラトン崇拝者を激怒させているらしい

  • by Anonymous Coward on 2018年07月07日 17時46分 (#3439009)

    たぶんこのへんでしょうね。

    独立宣言(1776 年)
    https://americancenterjapan.com/aboutusa/translations/2547/ [americancenterjapan.com]

    国王は、われわれの間に内乱を引き起こそうと扇動し、また、年齢・性別・身分を問わない無差別の破 壊を戦いの規則とすることで知られる、情け容赦のない野蛮なインディアンを、辺境地帯の住人に対して けしかけようとした。

    内容の半分以上はイギリス国王の暴政列挙です。

    • by Anonymous Coward

      今だとヘイトだって言われてもしょうがないような内容ではあるんだな.
      というかこれ,インディアンをネイティブアメリカンに置き換えたところでヘイトって意味では変わらないような気がするんだけど,ポリコレ的にはOKになるんだろうか.

      • by Anonymous Coward

        「インディアンはみな情け容赦のない野蛮な連中だ」だと駄目だろうけど
        「情け容赦のない野蛮なインディアンがいた」だとどうだろう

        • by Anonymous Coward

          公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者は、その事実の有無にかかわらず、罰金に処する。

          ※ちなみに欧米だと事実ならお咎めなしです

          • by Anonymous Coward

            アメリカやEUはハゲにハゲと言ってもお咎めなしなのか・・・

            • by Anonymous Coward

              そもそも欧米では「ハゲ」「マッチョ」が悪口にならないからなー・・・

            • by Anonymous Coward

              > アメリカやEUはハゲにハゲと言ってもお咎めなしなのか・・・

              もともと嘘をついたら死ぬほど罰せられる国だからな。
              というか事実かどうかより、必然性があるかが焦点になる。

        • by Anonymous Coward

          情け容赦の無い野蛮な白人の方が圧倒的に多いだろうけどな
          というかここでクソミソに言われてるネイティブアメリカンって
          英国国王に忠誠誓ってる忠臣とも
          悪辣な国王に飼われてる手先ともいえるよね?
          立場が変われば見方が変わる好例だろ?

          • by Anonymous Coward
            英国人として独立戦争に参加したりさせられたりしたのではなく、イロコイ連邦という独立国として英国と同盟して介入した
            アメリカにとっては明確な交戦国
        • by Anonymous Coward

          いやそれが、歴史的にけっこう的を射ていたみたいで。。

           そのなかでもコマンチ族は、18世紀半ばにはテキサス西南部でもっとも恐れられる最強の部族となった。彼らにとって戦闘は一つの祭典であり、「敵の肉体をめちゃくちゃにすれば魂を永遠の地獄に落とすことができる」とされていた。コマンチは捕虜を拷問にかけ、手足を切断し、内臓をえぐり、首を切り落とし、頭皮をはいだ。もちろんこうした衝突が起こるのは白人開拓者が彼らの領土を侵食するからだが、その残酷さはヨーロッパ人にはとうてい理解できないものだ

  • by Anonymous Coward on 2018年07月07日 19時03分 (#3439038)

    てっきり全ての男は平等であるの下りがリジェクトされたのかと思ったが違った。
    もっと露骨なところだった。

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アレゲはアレゲ以上のなにものでもなさげ -- アレゲ研究家

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