植物の成長は思いのほか、早いと思っている人は多いのではないでしょうか。
小さな芽が立派な巨大植物になるのを知らず、大きな植木鉢を買わなければならなくなったことがあるかもしれません。
家の植物の成長に夢中なガーデニング大好きな人に、新芽が出て葉を広げる様をドキュメンタリーのように撮影する方法をお教えしましょう。
植物の成長を毎日、2年間記録
アーティストであり、プログラマーでもあるNicole Heは、自宅のカシワバゴムノキのゆっくりとした成長を記録するのに、ワンボードマイコンRaspberry Piを装備したカメラをセットしました。
彼女は、誰か他の人も成長を見たいかもしれないと思い、Twitterの「@grow_slow」アカウントから毎日1枚写真を投稿するようRaspberry Piをプログラムしました。
2年後、その写真を編集し、“成長と動き”の短い動画にしました。
彼女は自身のWebサイトで、このプロジェクトは「自然とテクノロジーの瞑想」だと言い、毎朝10時17分にカシワバゴムノキの写真をWebカムで撮影していると説明しています。
いつもの日々の生活の中で、ふと自宅の植物を見て「あれ、いつの間にこんなに成長したの?」と思うことがよくあります。
植物は、家の中のインテリアとしてあるだけでなく、動き、成長し、変化する生命体なのだということも、すぐに忘れてしまうことに気づきました。
インターネットの時間の流れは速いですが、植物の時間は遅いです。このプロジェクトは、その2つを組み合わせる実験です。
「@grow_slow」は「the Slow Web」の哲学に倣っています。1枚の写真はどれもありきたりなものですが、それを集めると、時間の経過と共におもしろいものになっていきます。
こうした撮影はプログラミングをしておくと非常に簡単ですが、プログラミングができない人も毎日同じ角度から植物を撮影すれば同じような動画を作ることができるでしょう。
根気強くやる必要はありますけどね…。
Image: Lisa Taliana/Flickr
Source: Nicole He, Twitter, Jack Cheng
Aimée Lutkin - Lifehacker US[原文]