そう言えば水泳の先生が「キックは最小限」って言ってた!
速く泳ごうとすると、私たちはどうするんでしょうか。腕を大きく動かしてバタ足してする? なんとなく正解な気もします。ですが先日、筑波大学と東京工業大学の研究チームが、秒速1.3mより速く泳げるならバタ足は前に進む力に貢献してくれないという研究結果をまとめたそう。
なんでもワイヤーをつけた選手に、以下3パターンの方法で泳いでもらったそうです。
1)腕と足で泳ぐ
2)腕だけで泳ぐ
3)手足をまっすぐに伸ばして泳ぐ
これで体にかかる水の抵抗力を計ったところ、秒速1.1mの速度ならバタ足することで泳ぐ速度があがるいっぽう、秒速1.3mを超えると足の動きは水の流れを妨げてしまうそうです。
練習を積んで、速い人がより速く泳ぐためにはバタ足なし、ということになりますね。私はどのみちそんなに速く泳げないので効果ないとは思いますが、ちょっと試してみたいです。
今年の夏はこの研究結果をもとにバタ足なしのクローラーが増える予感。プールで見かけたら声かけちゃうかも。
Image: HongtaeStocker/Shutterstock.com
Source: Journal of Biomechanics, 朝日新聞デジタル
(中川真知子)