3軸じゃないんです。5軸なんです。
コモディティ化が進み、安価なモデルが増えてきましたね電動ジンバル。スマートフォン用ならば1万円台、ペイロードが数kgの一眼レフ・ミラーレス用なら10万円を切るモデルを多く見るようになってきました。
こうなると純粋たる価格競争に投入するか、付加価値をつけたモデルが市場相場を刷新するかのどちらかのパターンになることが多いのですが、一眼レフ・ミラーレス用の電動ジンバルは高機能路線でいくかもしれません。なんてったってFILMPOWERの「Nebula 4500 5-Axis Slant」は税込み9万8820円。3軸ジンバル並の価格ながら、X軸・Y軸・Z軸の3軸に加えて上下・左右のブレを軽減してくれるスプリングもつくんです。
よくよく見ると、スプリングは両手持ちハンドルのアーム部分に組み込まれていますね。この2軸部分はパッシブで動くようです。
ジンバルアームは斜めになっており、一眼レフ・ミラーレスのディスプレイが見やすいような設計となっています。モーターは大きくハイパワー。ペイロードは最大4kgというのですから、ボケマスターなレンズだって使えるでしょう。むしろレンズが軽すぎるとバランスがとれないみたい。
いわゆる業務用のアイテムゆえ、ケースから取り出してすぐに使う、というアイテムではありません。撮影前の組み立て・セッティングが必要です。でも、そんなプロセスも楽しめるはず。だってフルサイズ&大口径レンズの組み合わせでも、歩きながらでもスムーズな映像が撮れるのですから。