今年も発表がありました、Amazonランキング大賞2018上半期。

ビジネス書のランキングを見ると時代のトレンドが見えるのですが、今年の上半期は「お金の未来」や「AI」といった言葉が注目を集めたことがわかりました。

そこで上半期の振り返りとして、Amazonで最も売れたビジネス書を10冊ご紹介します。1位に輝いたのは、どの本だったのでしょうか?

なお、以下の表示価格は執筆現在のもの。変更の可能性もありますので販売ページご確認ください。

10位:起業の科学 スタートアップサイエンス(日経BP社)

スタートアップが直面する問題と解決策を時系列にまとめた本。日米で起業を経験した著者が書いているだけあり、説得力も十分。これから起業をする人向けの1冊です。

9位:ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現(英治出版)

これまでの組織のあり方に一石を投じた1冊。人を疑う組織運営から、人を信じる組織運営に切り替えたとき、一体何がおきたのか? これからの時代の組織運営のヒントが隠されています。

8位:LIFE SHIFT(東洋経済新報社)

2016年に発売されてからロングセラーのLIFE SHIFTが6位にランクイン。60歳で退職して、残りは悠々自適な隠居生活といかないのが現代。人生100年時代にどう生きていくべきか?の答えが詰まった1冊。

7位:SHOE DOG(東洋経済新報社)

アメリカでも大ヒットを記録したナイキ創業者の自伝。スポーツ業界の巨人であるナイキは、どのように今の地位を築いたのか? 日本との関わりも深いことが本の中でも書かれています。

6位:サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福 (河出書房新社)

こちらも2016年に発売されてからロングセラーを記録している一冊。人類の歴史を詳しくまとめてあり、そこから人間はどこへ進んでいくかまとめた一冊。すでに多くの人が手にしているとは思いますが、まだ未読の方はこの機会に読んでみてください。

5位:行動経済学まんが ヘンテコノミクス(マガジンハウス)

人間は理屈ではなく感情で行動する生き物。なぜ、それを買ったのか? 高いから? 安いから? 人間の行動原理について、わかりやすく漫画風にまとめた1冊。行動経済学を学んだことがない人は、まずはこの本からはじめるといいでしょう。

4位:日本再興戦略(幻冬舎)

落合氏による日本論。新しいテクノロジーが登場する中で、日本はどうしていくべきなのか? そして、今の日本に足りないものはなんなのか? ビットコインから教育まで幅広く扱った1冊。

3位:AI vs. 教科書が読めない子どもたち(東洋経済新報社)

いずれ人間を超えるといわれている、AI。ホーキンス博士も、AIについては警鐘を鳴らしていましたほど。しかし、この本の著者である新井氏は、AIが人間を超えることはないと言い切ります。AIの開発に関わってきた著者が考える、AIと人間の未来とは?

2位:未来の年表 人口減少日本でこれから起きること(講談社現代新書)

人口減少が叫ばれている日本。しかし、その弊害はあまり大きくクローズアップされていません。どれだけ人口減少が恐ろしいものなのか、楽観的な未来像を大きく変えてくれるでしょう。

1位:お金2.0 新しい経済のルールと生き方(幻冬舎)

今、通貨は大きな変化を迎えています。ブロックチェーンをベースとしたテクノロジーが進化を遂げ、仮想通貨として広がりを見せはじめています。銀行や国が貨幣をコントロールしていた時代から、中央集権を持たない仮想通貨に移行することはできるのか? お金の未来を知るために、今すぐ読んでおきたい一冊です。

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Image: chaoss/Shutterstock.com

Source: Amazon