飛行機に乗るのが苦手、飛行機恐怖症だという方は意外と多くいますよね。

飛行機は最も安全な乗り物…。普段私たちが日常的に運転・乗車している車の方がはるかに危険だということは頭で分かっています。けれど、シートベルトを締めていざ離陸となるその瞬間は、いつ死がきてもおかしくないようにと覚悟をしてしまうものです。

乱気流に突入したとき、パニックにならないコツは?

一旦飛び立ってしまえさえすれば、深呼吸と軽めの抗不安薬で大概は乗り切れるのですが、問題は機体が乱気流に突入したときです。

揺れが始まると手のひらは汗だらけ、肘かけを強く握りしめて呼吸はどんどん荒くなっていきます。そんな様子を近くで誰かに見られていようものなら、もう泣きだしたい気持ちになります。死への恐怖がすぐ近くまで迫ってきているようでもうとにかく絶望的な気持ち。

乱気流に突入したからといって機体が墜落するわけではないことも分かってはいるのです。

そんな私が数週間前に、この飛行機恐怖症を乗り越えるためのあるコツを思い出しました。

体の力を抜き、揺れに任せてみる

乱気流の揺れに逆らおうとするとつい体が強張ってしまいますが、体はできるだけ力を抜いておいて、体全体を機体の揺れに任せてみるのです。

なかなかすぐには上手くいかないかもしれませんが、このことに集中するだけでも少しは気が紛れるでしょう。

車の運転中のデコボコと同じだと考えてみる

もうひとつ、私たちは車を運転するときに道が多少デコボコでも気にしませんが、飛行機の揺れもそれと同じように考えてみるのです。

飛行機に乗っている間、自分が車を運転しているとイメージしてみましょう。

両手をハンドルに乗せてアクセルを踏んでいる自分の姿を想像してください。その車があまり整備されていない道を走っていると思えば、乱気流の揺れもあまり気にならなくなるものです。揺れを楽しめるようになってくればもうこっちのもの。

飛行機恐怖症の方は、ぜひ騙されたと思って今度飛行機に乗るときに試してみてくださいね。


Alice Bradley - Lifehacker US [原文

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