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スターバックスが2020年までにプラスチック製のストローを廃止すると発表


世界的なプラスチック製品の制限・禁止の流れを受けて、スターバックスは2020年までに世界中の店舗からプラスチック製のストローを廃止する予定だと発表しました。

Straws are out, lids are in | Starbucks Newsroom
https://news.starbucks.com/news/starbucks-announces-environmental-milestone


Starbucks to ditch plastic straws globally by 2020 to help environment | Business | The Guardian
https://www.theguardian.com/business/2018/jul/09/starbucks-eliminate-plastic-straws-globally-2020


プラスチックは現代の生活においてさまざまなものに利用されている素材です。加工がしやすく安価で、自然分解されるまで700年~800年はかかるといわれるほど耐久性が高いのが強みですが、反面、ごみとして捨てられた場合はなかなか分解されずに残り続けてしまうという側面があります。特に、海に投棄されるプラスチックごみは年に900万トンにもおよび、マイクロプラスチックなどの問題から海洋生物にも大きな影響を与えているといわれています。

そのため、近年ではプラスチックの利用そのものを制限あるいは禁止しようという流れが生まれています。2017年、インド・デリーで使い捨てプラスチック容器・食器・ビニール袋の使用を全面的に禁止する法律が公布されました。また、2018年3月にはムンバイでもプラスチック製品の全面禁止が決定され、2018年6月にスターバックスやマクドナルドなどの施設がプラスチック製のストローを使用していたとして罰金を徴収されたと報じられました。

マクドナルドやスターバックスがプラスチック使用禁止違反で罰金を科せられる - GIGAZINE


さらに、2018年5月にはEUが使い捨てプラスチック製品の禁止を提案。2018年7月には、スターバックスの本社があるアメリカ・シアトルでもプラスチック製のストローや食器類の使用が禁止されました。スターバックスは、シアトルにある店舗では既に代替のストローを提供していると述べています。


世界的に広がるプラスチック排除の流れを受けて、スターバックスは、これまで使ってきたプラスチック製のストローを2020年までに廃止し、プラスチック以外の材料から作られたストローや、ストローが必要ないように設計されたフタを採用すると発表しました。ストローのいらないフタは、まず2018年秋からシアトルとバンクーバーのスターバックスで試験的に導入され、2019年からアメリカとカナダを中心に世界中へ展開されるとのこと。以下の画像が記事作成時点で検討されているストローのいらないフタです。


なお、マクドナルドも、2019年までにイギリスとアイルランドの店舗で使用するストローを紙製のものに変更し、アメリカ店舗ではプラスチックストローの代替品をテストすると述べています。

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in メモ,   , Posted by log1i_yk

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