命が第一です。
世界中で大きなニュースとなっており、日々、その様子が報告されているタイのサッカー少年チームが洞窟に閉じ込められている事件。現地では決死の救出活動が続いており、現在、少年8人が救出。残りの少年4人とコーチ、5人の救出のためダイバーが準備に入っています。世界中から注目が集まるなか、先週イーロン・マスク氏が支援の声をあげました。
6日、タイの洞窟救出案をTwitterにポストして以降、開発チームを自ら率いて子どもサイズのミニ潜水艦を作っていたマスク氏。最新ツイートで、マスク氏自らが現地入りし、潜水艦をタイに送り届けたと報告しています。
Just returned from Cave 3. Mini-sub is ready if needed. It is made of rocket parts & named Wild Boar after kids’ soccer team. Leaving here in case it may be useful in the future. Thailand is so beautiful. pic.twitter.com/EHNh8ydaTT
— Elon Musk (@elonmusk) July 9, 2018
洞窟 3より帰還。必要になれば、ミニ潜水艦の準備はできてる。潜水艦はロケットの部品で作られており、子ども達のサッカーチームにちなんでWild Boarと命名。今後、使われる可能性を考えて、ここに置いていきます。タイはとても美しい国
米現地時間の8日(日)の深夜から9日(月)朝にかけて、LAのプールで行なったミニ潜水艦のテスト動画をツイート。救出最難関である幅のせまい箇所を通るシミュレーションも実施。
Testing underwater in LA pool pic.twitter.com/CDO2mtjP2D
— Elon Musk (@elonmusk) July 8, 2018
Simulating maneuvering through a narrow passage pic.twitter.com/2z01Ut3vxJ
— Elon Musk (@elonmusk) July 9, 2018
潜水艦は現地に持ち込んだものの、すでに8人の救出に成功し、残り5人の救出準備も進んでいることから、タイ当局が潜水艦を使うかどうかはわかりません。マスク氏は、エンジニアチームをタイの洞窟に派遣したと発表しています。ただ、タイ当局いわくエンジニアチームには位置情報トラッキングや水の吐き出し、バッテリーに関するサポートをしてもらうようです。潜水艦はあくまでもマスク氏個人の作戦というわけですね。実際、彼のチームが現地の救出劇にどれくらい貢献しているかは不明です。日曜夜には「まだ何も役に立てていない。(救出は)他の人たちの力によるもの」とツイートしていました。
今回、実際に役立つかどうかはわかりませんが、マスク氏のフットワークの軽さには驚くばかり。遠く離れたところに困っている人がいる、自分にはそれを救える可能性がある。それだけで、ここまでスピーディに自らが動く姿勢。宇宙事業に電気自動車、都市トンネルなど、ありとあらゆることを手がけることができるのも、このバイタリティがあるからですよ。
残りの5人が、少しでも早く、無事救出されることを願っています。
Image: Linh Pham/Getty Images News/ゲッティ イメージズ
Source: Twitter
Tom McKay - Gizmodo US[原文]
(そうこ)