物騒な時代です。
これまでも何度かお伝えしてきた、パスコードハッキングツールとApple(アップル)の戦い。本日リリースされたばかりのiOS 11.4.1でも、強固なパスコードの防御設定が導入されていることが判明しました。
iOS 11.4.1を導入済みの方はぜひご確認いただきたいのですが、「設定」→「Face IDとパスコード」のページをスクロールダウンしていくと、「USBアクセサリ」という項目が存在しています。その説明には、「ロック解除から1時間以上たっていた場合でも、USBアクセサリによるアンロックを許可します」という内容が記載されており、こちらはデフォルトではオフになっているはずです。
実はこの世にはLightning接続(USBアクセサリ)でパスコードを力技で解除する「GrayKey」というツールが存在しており、なんとアメリカの法執行機関も導入しています。しかしもしこの設定がオフなら、最後のアンロックから時間がたったiPhoneは外部からはアンロックできなくなるのです。
なおパスコードは設定アプリからの操作で、好きな桁数やアルファベットなどを混ぜたものへと変更できます。正直4桁や6桁のパスコードはツールがあれば数時間から数日で解除されてしまうので、パスコードを気持ち複雑なものに変更するのも、セキュリティ向上に役立つはずです。あ、でも変更後のパスコードは忘れないでくださいね!
Image: hurricanehank/Shutterstock.com, The Verge
Source: The Verge
(塚本直樹)