もちろんこの企業にも聞くよ。
Facebookのユーザーデータが選挙のために使われていたことが発覚してから、最近、テック企業がどうやってユーザーの情報の取り扱っているのかは、かなり重要な問題になっています。
そんな背景から、米国下院エネルギーおよび商業対策委員会が、Apple(アップル)とAlphabet(アルファベット、Googleの親会社)に、ユーザーの個人情報についての質問状を送ったことが明らかになりました。質問状の宛名は、それぞれAppleはティム・クック、Alphabetはラリー・ペイジ。議会から直接トップに尋ねる形になっています。
ラリー・ペイジに対しては、先週に報道された、Googleが外部のアプリ開発者にGmailのユーザーデータへのアクセス権を与えている問題について。また、 昨年11月に報道された、Androidユーザーの位置情報が、設定オフになっているにも関わらずトラッキングされていた問題が含まれています。
クック&ペイジへの共通の質問としては、スマートフォンがユーザーの会話を聞いているか否か。=許可なくマイクでユーザー周辺の音を収集していないかと尋ねています。質問状にはこう書かれています。
最近の報道では、スマートフォンは「OK Google」や「Hey Siri」と言ったトリガーワードを聞くために、ユーザーの会話を常に聞いている、聞くことができると言われています。また、これらトリガー前の会話を、ユーザーの許可なく、サードパーティに提供している可能性も指摘されています。
つまり、この質問状は、ここんとこの報道から消費者が不安に思っている自分たちの情報の取り扱いについて、ぜーんぶひっくるめて聞いたるぞ!という内容。
両者ともに、7月23日までにこの質問状に対する回答が求められています。質問状の内容全文は、委員会のウェブサイト、プレスリリースのページから、Apple(ティム・クック)とAlphabet(ラリー・ペイジ)のもの、それぞれ見ることができます。
Image: Justin Sullivan/Getty Images News/ゲッティ イメージズ
Source: Wall Street Journal, Energy and Commerce Committee
Jennings Brown - Gizmodo US[原文]
(そうこ)