メールアプリでメッセージをスワイプしたときの動作は、アプリによって異なります。それに、「アーカイブではなく削除したい」「左右のスワイプではなくどちらか一方だけにしてほしい」など、スワイプに期待するものは、ユーザーによって好みがわかれるところでしょう。
ご安心ください。デフォルトのスワイプ機能をずっと我慢して使う必要はありません！ この記事では、iOSとAndroidのデフォルトメールアプリ、おまけとしてInbox by Gmailのスワイプ機能をカスタマイズする方法を紹介します。ぜひ、参考にしてください。
メール（iOS）
デフォルトでは、右にスワイプで既読と未読を切り替えられます。左に少しスワイプすると、3つのアイコンが現れます。いちばん左のアイコンをタップすると、「返信」「転送」「マーク…」（フラグ、未開封にする、“迷惑メール”への移動）、「自分に通知...」（そのスレッドに誰かが返信をしたら通知が送られる）、「メッセージを移動…」（任意のフォルダにメールを移動できる）のオプションが表示されます。
また、2番目のアイコンはフラグ、3番目のアイコンはアーカイブに対応しています。左に大きくスワイプすると、自動的にアーカイブされます。
これらの割り当てを変えるには、iOSの設定アプリを開き、下にスクロールして「メール」をタップします。開いたメニュー内の「メッセージリスト」セクションにある「スワイプオプション」を選択してください。自由度はあまりありませんが、左にスワイプしたときの真ん中のブロック（デフォルトではフラグ）と、右にスワイプしたときのアクションを変更可能です。
Gmail
iOS版Gmailアプリの場合、メッセージを右にスワイプすると削除、左にスワイプしても削除です。つまり、どちらにスワイプしても削除。少なくとも、私のアプリではそうなっています。唯一カスタマイズできるのは、この削除をアーカイブに変えること。
そのためには、まずGmail左上のハンバーガーアイコンをタップ。現れたメニューのサイドバーを下までスクロールし、「設定」をタップ。上部に表示されるアカウントをタップ。「メッセージ削除時の規定の動作」から、お好みに応じて「アーカイブ」か「ゴミ箱に移動」を選択してください。
一方のAndroid版Gmailアプリは、Googleから多めの愛情が注がれているようです。まず、左上のハンバーガーアイコンをタップ。サイドバーをスクロールして「設定」をタップ。「全般設定」で「スワイプの動作」を選択します。この画面で、左右のスワイプそれぞれについて、「アーカイブ」「削除」「既読または未読にする」「ラベルへ移動」「スヌーズ」の中から動作を割り当てることが可能です。
Inbox
Googleにはもう1つ、メールアプリ「Inbox by Gmail」があることをご存知でしたか？ Inboxでも、スワイプの設定はGmailと同様です。iOS版のデフォルトは、右スワイプが「完了としてマーク」、左スワイプは後にメッセージが受信箱に戻って来る「スヌーズ」に対応しています。後者は変更できませんが、前者はわずかながら調整可能です。
先ほどと同様、左上のハンバーガーアイコンをタップし、サイドバーを下までスクロールし、設定をタップします。アカウントをタップし、「メッセージ削除時の規定の動作」を選択。お好みに応じて「完了としてマーク」か「ゴミ箱に移動」を選択してください。選択肢は2つしかありません。
理由はわかりませんが、Android版Inboxアプリでは、右スワイプのデフォルトが「完了としてマーク」ではなく、削除になっています。変更方法は上と同じで、ハンバーガーアイコン、設定、アカウントの順にタップしたのち、「メッセージ削除時の規定の動作」を選択すると、「完了」か「削除」かを選べます。選択肢は2つしかありませんが、ないよりはマシですよね。
Screenshot: David Murphy via iOS, Gmail, Inbox
David Murphy - Lifehacker US［原文］
