2018年7月5から8日にかけての大雨により、西日本を中心に大きな被害が出ている。そのなかでも、特に大きな被害が出ている市町村の1つである岡山県・倉敷市は、個人の支援物資に関して次のような呼びかけを行っている。

支援物資を送りたいと考えている人は、内容に留意して欲しい。

・倉敷市の呼びかけ

「【個人からの支援物資の受け付けについて(お願い)】 支援物資のご提供について市に多くのお問い合わせをいただいていますが、現在、倉敷市では個人からの支援物資については受け付けを行っておりません。 義援金について、体制が整いましたらお知らせしますので、ご支援よろしくお願いします」(倉敷市公式Twitterより)


倉敷市は前日夜にも支援物資について次のように投稿している。


「倉敷市からのお願いです。現在、倉敷市では個人の方からの救援物資を受け付けていませんが、真備町川辺橋前に沢山の支援物資が置かれており、自衛隊の通行の妨げになり困っています。お気持ちは大変ありがたいのですが、支援物資を川辺橋前に置かないようお願いします。」(倉敷市公式Twitterより)


・支援物資の送り方も確認

ネット上の情報を確認してみると、市に申し入れることなく支援物資を募って、現地に持っていってしまう人がいるようだ。市が伝えているように、受け入れ体制が整わないなかで荷物を届けても、それを生かすことは難しいと思われる。また、「物資を送りたい。どうしたら良いか?」と尋ねる電話も後を絶たないようだ。

まずは体制が整うのを待ち、市の公式のアナウンスがあった後に、物資を送った方が良いだろう。なお、支援物資を送り方については「NPO法人レスキューストックヤード」のサイトに詳しく紹介されている。たとえば『衣類を送る際には、ダンボールの表に中身(性別やサイズ)を記す』や『下着は新品を』など、現場の手間を省く術が書かれているので、あらかじめ確認し、受け入れ体制が整った後に支援物資を送ろう。

参照元:Twitter @Kurashiki_CityNHKニュースNPO法人レスキューストックヤード
執筆:佐藤英典

▼ボランティアの受け入れについても、体制が整い次第、伝えるとしている