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オーディオNAS「Soundgenic」、2TB SSDでWake on LAN対応のHGモデル

 アイ・オー・データ機器は、オーディオサーバー/NASの「Soundgenic」新製品として、Wake On LANをサポートしたハイグレードモデルで、ストレージに2TBのSSDを採用した「RAHF-S2HG」を7月末に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は148,000円。

「Soundgenic」の2TB SSD採用モデル「RAHF-S2HG」

 オーディオサーバー利用に最適化して設計したNAS。同社のオーディオサーバー「fidata」のソフトウェア技術を継承し、USB DACと組み合わせることでネットワークオーディオプレーヤーとしても利用できる。Open Homeに対応。iPhone/iPad用のコントロールアプリ「fidata Music App」にも対応する。

 樹脂筐体にも制振対策を施した「Soundgenic ハイグレードモデル」と位置付けられており、HGモデル限定の機能としてWake on LANをサポート。音楽を聴きたいときに、iPad/iPhoneのfidata Music Appから本体の電源ON/OFFができる。6月に、3TBのHDDを搭載し、Wake on LANに対応したハイグレードモデル「HDL-RA3HG」が発売されているが、そのストレージを2TB SSDにした。

 筐体内部は1.2mm厚の板金を採用し、剛性を向上して振動を抑制しながら効率よく熱を分散。ファンレス設計により静かなオーディオ環境を実現する。外部振動を抑えるラバー製インシュレーターや、LEDの輝度を抑えるなど、音楽鑑賞に最適化した設計を行なっている。

 メディアサーバーは「Twonky Server 8」を搭載。DLNAやUPnP AVに準拠した各種ネットワークプレーヤーと組み合わせて利用できる。

 また、SoundgenicのUSB端子にUSB DACを接続し、USB DACをネットワークプレーヤーとして利用可能。プレーヤー機能はOpenHomeとDMRの2つのモードを備え、設定画面上でモード切り替えや対応アプリを利用できる

 USB接続したCDドライブからのCDリッピングにも対応。またUSB HDDのバックアップも可能で、「音楽の取り込みから再生・保護までをワンストップで行なえる」としている。

 e-onkyo musicやmoraからの楽曲自動ダウンロードに対応。スマホやPCで購入したe-onkyoの楽曲をSoundgenicに自動でダウンロードしてくれる。音楽CDをネットワーク上で共有して直接再生する「CDトランスポート」機能を搭載。SoundgenicにUSB接続したBD/DVDドライブ内の音楽CDを再生する機能で、アプリから選曲、ネットワークプレーヤーやUSB DACから音楽出力できる。

 1000BASE-TX対応のLAN端子を装備。USB端子はUSB 3.0×1、USB 2.0×1。電源はACアダプタ。外形寸法は168×134×43mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.2kg。

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