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超高速SSDでゲームをより快適に、「WD Black NVMe SSD」で最強のゲーミングPCをさらに強化!

高速なNVMe SSDでゲームのロード時間を短縮 text by 坂本はじめ

 最高のゲーミング環境を求めるユーザーにとって、ゲームをより美しく滑らかに描画することのできる高性能なCPUとGPUは、ゲーミングPCにおける最重要パーツだ。

 だが、快適さを決めるPCパーツはそれだけではない。現代のゲームを快適にプレイするには、「ロード時間」を短縮するための高速なSSDも重要なパーツとなっている。

 極端な話、ロード時間とは「ゲームが遊べない時間」なので、無ければ無い方が良い。ロード時間が減れば、その分待たされるストレスからも解放される。

 そこで、最速クラスのSSDを使うことによって、どこまでロード時間を短縮することができるのかを今回は試してみた。1秒でもロード時間を削り、より快適な環境を作りたいユーザーは参考にしてもらいたい。

テストに使用したゲームタイトル
FINAL FANTASY XIV
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION
The Witcher 3: Wild Hunt

最上級ゲーミングPCには最上級SSDを、現行最速クラスの「WD Black NVMe SSD」でゲームを快適に

 今回のテストに用いるのは、Western Digitalの最新鋭NVMe SSD「WD Black NVMe SSD」。

 Western Digitalオリジナルデザインのコントローラを採用することで大幅な性能向上を実現し、最大3.4GB/secのリード性能を達成。前モデルから生まれ変わったと言えるレベルで進化した最新SSDだ。

 また、発熱なども上手く抑えられており、速度以外の面でも最新世代SSDらしい進化を感じられるモデルだ。なお、「WD Black NVMe SSD」の特徴などに関しては前回実施した製品レビューを参照してもらいたい。

 今回は、このWD Black NVMe SSDの最大容量である1TBモデルの「WDS100T2X0C」を2枚用意し、1枚目をOSインストール用、2枚目をゲームインストール用として使用する、最高のストレージ環境を用意してみた。

WD Black NVMe SSD。Western Digital独自設計のコントローラを搭載する、M.2タイプのハイパフォーマンスNVMe SSD。
1TBモデルのCrystalDiskMarkの実行結果。シーケンシャルリードは3.4GB/secに達している。
テスト用PC。16コアCPUにGeForce GTX 1080 Tiの2-way SLIという構成のウルトラハイエンドゲーミングPCだ。

 テスト用PCについても、ゲーミングPCとして最高峰の性能を実現すべく、16コア32スレッドCPU「Core i9-7960X」を搭載したIntel X299環境を用意し、GeForce GTX 1080 Tiの2-way SLIを構築した。

 このクラスのCPUとGPUなら、4K解像度(3,840×2,160ドット)でも様々なゲームを快適にプレイ可能だ。

 今回のテスト用PCのストレージ構成は、システム用とゲーム用にそれぞれNVMe SSDを用い、データ用としてWD Blackの6TB HDDを搭載している。HDDを搭載したのは、プレイ動画の保存には容量の大きなHDDが適しているためだ。今回のように4K解像度でのプレイ画面を出来るだけ高品質で録画するなら、WD Blackシリーズのように大容量で高性能なHDDがおすすめだ。

GeForce GTX 1080 Tiを搭載する「MSI GeForce GTX 1080 Ti GAMING X 11G」。今回は2枚のカードで2-way SLIを構築した。
CPUのIntel Core i9-7960X。16コア32スレッドCPUで、44レーンのPCI Express 3.0を内蔵している。
マザーボードに利用したのは、Intel X299 チップセットを搭載する「MSI X299 GAMING PRO CARBON AC」。
2本のM.2スロットはヒートシンク付属しており、SSDを効果的に放熱できる。
データ用HDDとして搭載したWD Blackの6TBモデル「WD6003FZBX」。4K解像度のプレイ動画はファイルサイズが大きいため、保存先には大容量かつ高性能なHDDがおすすめだ。
WD Black WD6003FZBXのCrystalDiskMark実行結果。シーケンシャルアクセスはリード・ライトともに250MB/secを超える。

1秒でも待ち時間を減らしたい!高速NVMe SSDでロード時間短縮に挑む

WD Black NVMe SSDとSATA SSD、HDDを比較する。

 WD Black NVMe SSDがどの程度のロード時間を短縮できるのかを確かめるべく、実際のゲームでSATA SSDやHDDと比較してみることにした。

 比較対象として用意したのは、6Gbps SATA対応のSSD「WD Green PC SSD (WDS240G2G0B)」と、データ用HDDとして用意した「WD Black WD6003FZBX」。

 検証に用いたゲームは、「ファイナルファンタジーXIV」、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」、「The Witcher 3: Wild Hunt」の3タイトルだ。

テレポのロード時間を削減、長距離移動を快適に -ファイナルファンタジーXIV-

 人気のMMORPG「ファイナルファンタジーXIV」は、移動魔法であるテレポやデジョンを使うことで、都市間を瞬時に転移できる。ただし、実際にテレポが発動してから転移が完了するまでの間には、マップの読み込みなどでストレージへのアクセスが発生する。

 テレポ発動から転移完了までの間に発生する「ロード時間」を比較した結果が以下のグラフだ。

巨大なクリスタルでできた「エーテライト」のある位置に移動できるテレポ。移動先のデータを一気にロードする必要があるので、待ち時間が発生する場面だ。

 WD Black NVMe SSDを使うことで、ロードはHDDの半分以下で完了しており、SATA SSDと比べても1.1秒も早い。これがテレポを使うたびに積み重なっていくことを考えると、けして小さな差とは言えないだろう。

“究極”をうたうハイクオリティデータの膨大なロード時間を短縮 -FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION-

 グラフィックス品質を追求し、“究極のFF”をうたう「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」(以下FFXV)は、高品質かつ広大なマップを描画するため、ゲームの開始時やチャプターが切り替わる際に長時間のロードが発生する。

 セーブデータをロードしてゲームが開始されるまでの時間を比較したのが以下のグラフだ。

高画質をうたうFFXVはテクスチャデータなども膨大だ。ゲームを始める際には長時間のロードが毎回発生する。

 WD Black NVMe SSDのロード時間は39.32秒で、HDDより18.91秒、SATA SSDより3.66秒早くロードを完了している。

オープンワールドゲームのエリア間移動「ファストトラベル」もより高速に -The Witcher 3: Wild Hunt-

 近年流行りのオープンワールドゲームでは、エリア移動をシームレスに行えるようにしているため、プレイ中にロード時間を意識する機会は少なくなってはいるが、広大なマップを瞬時に転移する「ファストトラベル」や、ゲーム開始時などにはロードが発生する。

 オープンワールドゲームであるThe Witcher 3: Wild Huntで、ファストトラベル時とゲーム開始時に発生するロード時間を測定した結果が以下のグラフだ。

オープンワールドゲームはマップが広大なため、多くのゲームがエリア間を瞬時に移動するシステムを取り入れている。The Witcher 3であれば標識のある場所から行える「ファストトラベル」がそれにあたるが、使用した際は移動先のデータをロードする時間が発生する。

 WD Black NVMe SSDは、ファストトラベルとゲーム開始時のどちらでもHDDの半分以下の時間でロードを完了した。SATA SSDとの差は、ファストトラベル実行時で0.73秒、ゲーム開始時は2.48秒だが、他のゲーム同様、頻度を考慮すれば無意味な差とは言えないだろう。

ストライプ・ボリュームを構築すればリード最大6GB/sec超も実現可能

 今回のテストで用いたCore i9-7960Xのように、多数のPCI Express 3.0 レーンを持ったCPUであれば、複数のNVMe SSDをCPUに直結して束ねることで、単体SSDを超える超高性能ストレージを作成できる。

 CPU直結SSDでRAIDを行うIntelのVROCは利用条件が厳しいが、ゲーム用ストレージのようにブートドライブにする必要が無ければ、Windowsのディスク管理でストライプボリュームを作成することで、RAID 0と同じような速度を発揮することが可能だ。速度を追求するなら試してみてはいかがだろうか。

今回は玄人志向のM.2 - PCIe変換カード「M.2-PCIe」を使用した。
PCIe変換カードを介してCPU側のPCI Expressレーンに直結する。
2台のWD Black NVMe SSDで作成したストライプ・ボリュームのCrystalDiskMark実行結果。リードは6GB/secを超える。

高速SSDはロード時間を確実に短縮、究極のゲーミング環境を目指すならストレージにもこだわるべき

 どんなゲームであっても、多かれ少なかれロードによる待ち時間は発生するが、WD Black NVMe SSDのような高速SSDを使うことで、この時間の浪費を削減することは可能だ。

 究極のゲーミング環境の構築には高性能なCPUとGPUが不可欠であり、最優先でコストを掛けるべきなのだが、快適さを高めるPCパーツはそれだけでは無い。ゲームのインストールに用いるSSDは、高速であればあるほどロード時間などの不要な待ち時間を減らしてくれるものであり、優先的にコストを掛けるだけの価値があるパーツと言える。

 究極のゲーミング環境を目指すなら、ストレージにも是非こだわりのSSDを選んでもらいたい。

[提供:Western Digital]