1〜2人用テントには、コンパクトにたためて持ち運びやすいと謳われているものが多くあります。
しかし実際には、組み立てと片付けに難易度の高い立体パズルをやるようなスキルの要求や、他の荷物と一緒にパッキングすることが難しいので、結局は持ち運びが快適とは言えないということも珍しくありません。
しかし、そんな問題をコロンブスの卵的発想で解決してしまったテントがリリースされました。
骨組みを抜いてしまえば、ジャケットとして着られるテント『Tent Jacket』です。
入り口のドアパネル部分がフードとして使えるなど、トランスフォーマーも真っ青の変形機構が実にユニーク。
テントなので当然、防水素材でできており、レインコートとしても機能します。
YouTubeのコメント欄には「ホームレスにいいんじゃないの?」なんて書き込みもありますが、これで生活できてしまえるレベルに仕上がっている、と言うこともできるでしょう。
着ながら移動できて、荷物の軽量化に
重量は1.5kg程度ということなので、さすがに一般的なコートと比べればやや重いのはデメリットかもしれません。でも、革ジャンなら3kg程度のものがザラにありますし、テントとして持ち運ぶ必要がない分、荷物を軽量化できるメリットで補ってお釣りが来ますね。
まあ、「テント状態のときに雨が降ったら着たくないかな」って思いますけど、雨の中を移動するつもりなら条件が悪いことに変わりはないし、雨上がりならテントを乾かしながら移動できると考えれば、むしろアリなんじゃないかと。
価格は350ドル(約3万9000円)で、送料が25ドル(約3000円)となっています。
Image: ADIFF
Source: ADIFF, Youtube / INSIDER