オフロードバイクの楽しみ方の一つの流れとして、林道ツーリング→クロスカントリーレース→オンタイムエンデューロ→ラリーという流れは結構あると思う。それは年齢や技術を積み重ねることによってラリーという競技の奥深い面白さがわかるようになってくるからなのではないだろうか。そんなラリーに参加するための一番の障壁である「コマ図」を遊びながら練習できる通称「コマ練」をご存知だろうか?

そもそもコマ図って?

画像1: そもそもコマ図って?

コマ図とはラリーで使うルートを記したもので、曲がるところまでの距離と簡単な図が書かれている紙。こちらはSSERが主催する北海道4デイズで使われたもの。

画像2: そもそもコマ図って?

このようにバイクに設置してトリップメーターと連動させて使用する。メーターは、専用のモノが使いやすいが、高価なので最初はバイクに備え付けのトリップメーターで楽しんだらいい。スマホのトリップメーターアプリも便利だ。

マップケースも自作してくる人がいたりするけど、ミニマムな装備ならクリアファイルにいれて差し替えていくだけでいい。

画像3: そもそもコマ図って?

たとえば、この1コマ目。トリップメーターが9.59kmを指したところに、このT字があるというコマ図だ。16.51はちょっと複雑だけど、どうだろう。橋がでてきたらだいたいその位置だということになる。

トリップメーターは、タイヤの空気圧や個々のバイクの差で誤差が出てきてしまう。だから、このトリップ表示通りにはならないことがあって、その辺を加味しながら進む(あるいは、専用のメーターだと補整してくれる機能がある)。

ラリーは、バイクの巧さ・速さだけが問われるのではないのだ。

開催10回目! コマ図を遊び尽くす2日間

一回このコマ図で走ってみると、その面白さ、奥深さにハマってしまう。ツーリングに少し飽き始めていた方に、特にオススメだ。

コマ図の奥深さは、コマ図を眺めるだけでは景色やにおいが想像しかできないところにある。コマ図を作ったラリーのオーガナイザーが、どんな思いでルートを作ったのか。走っている内に、少しずつそのストーリーが明らかになっていくのだ。

パリ=ダカールラリーの創始者であり、カリスマ、ティエリー・サビーヌが絶大なリスペクトを集める理由はここにある。「サビーヌ時代のルートは、最高だった。苦難の道が続いたと思えば、突如大海原が開ける。その感動をもって、あぁ、サビーヌは、これを見せたかったんだ、と涙するんだ」とダカールを知る人は言う。つまり、ルーティング=コマ図こそがラリーの醍醐味であって冒険の扉ってわけだ。

そんなコマ図を、さらっと楽しめる通称「コマ練」がこちら。

画像1: 開催10回目! コマ図を遊び尽くす2日間

何だかんだで本開催は10回目くらいなんでとりあえず記念大会! 第10回(仮)復活のコマ練!〜今回はまるっと2日間コマ図で遊び倒すを目指す〜

開催日:2018年11月10日(土)〜11日(日)
開催地:愛知県東部および静岡県西部地域
集合/解散:愛知県新城市山びこの丘
募集定員:70名
参加費:12000円程度(宿泊&2食付き)
エントリー方法:teamkomaren@gmail.comまでメールにて申し込み。またはFacebook、TwitterのDMでも大丈夫とのこと。件名に【コマ練参加】、本文には氏名、住居地の都道府県、参加マシン、緊急連絡先を明記。

画像2: 開催10回目! コマ図を遊び尽くす2日間

2日間で400〜450km、コマ図を使ったダートツーリングを楽しんでいるうちにコマ図の見方を覚えられる一石二鳥のイベント。写真の通り、大人気のイベントなので、11月までまだまだあるからと油断せず、早めにエントリーしておこう。

楽しくなってきちゃったら…トリップメーターはこちら

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