注・ご覧のようにでかいです。かなり。
フィルムをジッと巻き上げ、クリック感のある絞りをいじり、スプリットフォーカスでピントをあわせ、いざシャッターを。フィジカルなパーツが内部でうごめいたときの音と振動に、ラブ。
とかく、一眼レフのフィルムカメラは精密機器を手の中におさめている、自分の支配下に置いているという喜びをもたらしてくれるモノです。
フィルムの入手も現像も難しくなってきたこの時代ではありますが、まだまだフィルムカメラを使い続けたいとお考えの皆さま。Kickstarterで資金募集中の「Instant Magny 35」をcheck it out。これ、一眼レフのフィルムカメラをHackしてポラロイドカメラ化するポラバックなんですよ。
対応するフィルムカメラの裏蓋を外し、「Instant Magny 35」用の裏蓋に換装。下部にポラロイドフィルムの収納ケースを装着。強引だ。強引だけど、嫌いじゃないこういうの。
昔々のスタジオカメラマンがこぞって使っていたNPCのプロバックは、ファインダーをのぞくのも一苦労な形状でしたし、感光エリアは35mm幅フィルムサイズそのものだから狭め。でもコイツは反射板をつけることで感光エリアを拡大するとともに、眼にファインダーを近づけられる形状となっています。
装着可能なボディはこのとおり。70~80年代のモデルだけではなく、2000年まで作られたニコンFM3、2001年から発売されたニコンFM3Aもカバーしています。やったあ。一眼レフのフィルムカメラというとライカM3を凝視しちゃう方が多いのですが、この2機種も名機ですよ。特にFM3Aなんて1/4000までいけるシャッターユニットを搭載していますし。
Image: Kickstarter
Source: Kickstarter
(武者良太)